メンデルスゾーン《エリヤ》解題 ~音楽で知る預言者の姿~

  • 撮影:風間久和
  • 撮影:風間久和
  • 淡野 弓子(指揮者・声楽家)
講師詳細

 エリヤ(BC 850頃)は旧約の預言者の中でも無比の指導者と見なされ、重要かつ特異な存在として極立っています。「毛ごろもを着て、腰に皮の帯を締め、馬より速く走る」エリヤは唯一神信仰に立ち、当時の豊穣の守り神であるバアル信仰に立ち向かったのです。
 メンデルスゾーンの《エリヤ》は、「イスラエルの神である主は確かに生きておられる。」とのエリヤの宣言で始まり、一神教と偶像崇拝の戦いが、ある時は絵巻物のように、ある時は息を飲む対話で見事に音楽化されています。
 メンデルスゾーンは台本作者であるシュープリング牧師への手紙で「私はエリヤを徹頭徹尾神の預言者、今日居てくれたらありがたいような預言者だと思っています。」と伝えています。この言葉はそのまま現代の私たちにも向けられたメッセージではないでしょうか。(講師・記)


お申し込み

注意事項

=休業のお知らせ=(2021.04.24)
緊急事態宣言発出によるルミネ立川店の休業に伴い、朝日カルチャーセンター立川教室は4月25日(日)より休業します。
当講座は、5/8(土)の授業は休講 ➡  7/10(土)に補講を行います。

日程
2021/5/22, 6/12, 7/10
曜日・時間
土曜 10:30~12:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,339円 一般 12,639円
設備費(税込)
495円
その他
この講座の受講料には音楽使用料が含まれています。

講師詳細

淡野 弓子(タンノ ユミコ)
1938年生まれ。東京藝術大学を経てドイツ・ヘルフォルト教会音楽大学に学ぶ。68年ハインリヒ・シュッツ合唱団を設立し2008年まで常任指揮者。 1989年~2001年<シュッツ全作品連続演奏>を行い、全496曲を終了。2003年秋、東京・上荻の本郷教会において、教会暦に添った<バッハ・カ ンタータ連続演奏>を開始し、現在続行中。歌い手としては、シュッツ、バッハより現代に至る宗教曲、ドイツ・リート、現代作品の演奏、新作初演など。師:ヴィルヘルム・エーマン(指揮)アグネス・ギーベル、エリザベス・マンヨン(声楽)
「ムシカ・ポエティカ」代表。「ハインリヒ・シュッツ合唱団・東京」桂冠名誉指揮者。活水学院キリスト教音楽研究所研究員。CDに『ハインリヒ・シュッツの音楽』Vol.1~4ほか。著書に『バッハの秘密』平凡社新書。