天皇陵古墳が語る古代日本  舒明天皇陵古墳(段ノ塚古墳)と小山田古墳

  • 小山田古墳の石貼化粧
  • 木下 正史(東京学芸大名誉教授)
講師詳細

 推古天皇崩御後、舒明天皇が即位します。後の皇極(斉明)天皇が皇后で、二人の間に生まれた皇子が後に天智天皇・天武天皇となります。舒明天皇に関する『日本書紀』の記載は簡略で、歴史に果たした功績はきちっと位置づけられてきませんでした。むしろ、蘇我蝦夷・入鹿の専横ぶりが強調されがちでした。最近における考古学の成果は、舒明天皇時代の歴史的意義の再評価を迫ります。段ノ塚古墳と小山田古墳がその大きな証拠です。段ノ塚古墳は舒明天皇の改葬後の陵で、天皇特有の八角形墳が創出された点で特筆されます。小山田古墳は飛鳥最大の方墳であることが分かり、舒明天皇の初葬陵である可能性が高まっています。両古墳の内容を検討しつつ、さらに舒明天皇時代の他の遺跡を取り上げ、舒明天皇時代の歴史的意義について考えます。(講師記)

★「天皇陵古墳が語る古代日本」シリーズで3ヵ月に1回行う予定です。
  

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日程
2019/12/8
曜日・時間
日曜 13:00~15:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,080円 一般 3,740円
持ち物など
当日は、本券を教室でご提示ください。

講師詳細

木下 正史(キノシタ マサシ)
1941年東京都生まれ。東京教育大学卒業。同大学院修士課程修了。日本考古学専攻。奈良国立文化財研究所、東京学芸大学教授を経て、現在、同大学名誉教授。主な著書に『古代日本を発掘する―飛鳥藤原の都―』『飛鳥・藤原の都を掘る』『藤原京』など。