ブラジル夢幻紀行 音楽と詩を道連れに

  • ⒸAtsushi Shibuya
  • 今福 龍太(文化人類学者)
講師詳細

 ブラジルはその内部にいくつものことなった風土、民族、ことば、料理、音楽、踊り、美意識をはらむ、豊かな多様体です。それは国というよりは、混血・混交の原理に根ざした精神の共同体だといってもいいでしょう。自由、移動、共存、混合が、その民衆的共同体の合言葉です。そんなブラジルの豊かな「音楽」と「詩」の源泉を、アフリカからやってきた文化に由来するもの、そして植民地時代の内陸の鉱山地帯に由来するものの中に探りながら、音をつうじた夢幻紀行の旅に出ませんか? レコードの豊穰な音をたっぷり聴きたく思います。(講師・記)

1 アフロ・サンバの奇蹟 バーデン・パウエルの音楽とヴィニシウスの詩をめぐって
2 魂の鉱脈ミナス ミルトン・ナシメントの音楽とカルロス・ドゥルモンの詩をめぐって

お申し込み
日程
2020/10/31, 12/26
曜日・時間
土曜 15:30~17:30
回数
2回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 8,800円
設備費(税込)
330円

講師詳細

今福 龍太(イマフク リュウタ)
 1955年東京生まれ。文化人類学者。クレオール文化研究の第一人者。奄美自由大学主宰。奄美では唄者、沖縄では吟遊詩人。詩誌『KANA』同人。こだわりの場所にメキシコ、バハ・カリフォルニア、ブラジル、キューバ、台湾、琉球弧、アイルランド、世界中の汀。食べ物はフェイジョン、パモーニャ、チポトレ、ムグンザー、パクチー。夕暮れになればキルケニー、カシャーサ、シュタベントゥン、天草、レツィーナ。
 著書に『ここではない場所』、『ミニマ・グラシア』、『薄墨色の文法』、『ジェロニモたちの方舟』(以上、岩波書店)、『レヴィ=ストロース 夜と音楽』、『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』(以上、みすず書房)、『ブラジル映画史講義』(現代企画室)、『小さな夜をこえて──対話集成』(水声社)、『宮沢賢治 デクノボーの叡智』(新潮選書)、『ボルヘス「伝奇集」 迷宮の夢見る虎』(慶應義塾大学出版会)、『サッカー批評原論』(コトニ社)など多数。主著『クレオール主義』、『群島-世界論』を含む著作集『今福龍太コレクション《パルティータ》』(全五巻、水声社)が2018年に完結。