西洋哲学史入門  現代哲学の起点④現象学の思想

  • 樋笠 勝士(慶応大学言語文化研究所所員)
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 カントに始まるドイツ哲学は、フィヒテ、シェリング、ヘーゲルと続くロマン主義的な哲学をつくり、唯心論の哲学となります。この観念論が、通常の生活を生きるわれわれ人間の現実感覚から離れた超越志向的な世界観をもつがゆえに、これに対抗する思想として、現実的なものを探究する「生の哲学」が登場します。ショーペンハウエル、ニーチェ、ベルクソン、デュルタイ、ジンメルなどが「生」をとらえなおしますが、時代は科学の時代に入り、これが後押しする形で、唯心論に対抗する物質主義の思想として、唯物論が現れます。英米哲学もまた実用主義の動きを見せますが,大陸では大戦の経験から生の現実を問う動きも登場します。そこで無意識を扱う精神分析という心理学的哲学の流れがでてきます。もちろん哲学では古典期から人間の精神を中心に論じてきました。それが科学的視点をもつ現代哲学ではどのように変わるのでしょうか。所謂「心理学」と、哲学による精神研究とはどのように異なり、「現象学」はどのように応答するのでしょうか。これを問います。
(講師・記)

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3/29、4/5は休講です。補講は5/24、6/14です。

日程
2019/10/6, 11/3, 12/15, 2/2, 3/1, 9/6
曜日・時間
第1週 日曜 13:00~15:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 17,820円 
教材費(税込)
教材費 660円
持ち物など
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講師詳細

樋笠 勝士(ヒカサ カツシ)
東京大学大学院人文科学研究科博士課程。専門は、西洋哲学・美学芸術学・記号論。現在、慶応大学言語文化研究所兼任所員。新プラトン主義協会会長。中世哲学会理事。美学会委員。論文に「ストア学派の記号論」、「アウグスティヌスにおける光の位相」、訳註に「シャンポーのギョーム『命題集』(『中世思想原典集成』7巻、平凡社)」、バウムガルテン『形而上学』(成城大学)など。