ボサノヴァとは何だったのか 声と沈黙のはざまで

  • 今福 龍太(文化人類学者)
講師詳細

昨年7月6日、ボサノヴァの創始者である歌い手ジョアン・ジルベルトが亡くなりました。作曲家アントニオ・カルロス・ジョビン、詩人ヴィニシウス・ジ・モライスがすでにこの世を去っているので、これでボサノヴァを生みだした三人がみな過去の人となったわけです。そうしたいま、ボサノヴァの60年をあらためて振り返り、ブラジルから世界に広がったこの特異な音楽運動の歴史と思想について新たな視点から考えることは重要です。キーワードは「声と沈黙」。数多くの映像と音楽とともに語る、ボサノヴァへの新しい旅です。(講師・記)


 ♪ スタッフより ♪ 
60年代の独裁政権ブラジルにおいて、ボサノヴァは自由を求める民衆の心の拠りどころでもあり、その後の音楽シーンに多大な影響を及ぼしました。
当日は、数々の名曲をレコード盤で堪能していただきます。軽快に人々の気持ちを解放してきた極上の音楽を、全身でたっぷりお楽しみください。

お申し込み

注意事項

※4月1日から全講座を休講し、当面臨時休業いたします。休講に伴う日程の振り替えなどは、ただいま調整中です。営業再開の見極めがつきましたらお知らせいたします(4/1)

日程
2020/8/1
曜日・時間
土曜 15:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
設備費(税込)
165円

講師詳細

今福 龍太(イマフク リュウタ)
 1955年東京生まれ。文化人類学者。クレオール文化研究の第一人者。奄美自由大学主宰。奄美では唄者、沖縄では吟遊詩人。詩誌『KANA』同人。こだわりの場所にメキシコ、バハ・カリフォルニア、ブラジル、キューバ、台湾、琉球弧、アイルランド、世界中の汀。食べ物はフェイジョン、パモーニャ、チポトレ、ムグンザー、パクチー。夕暮れになればキルケニー、カシャーサ、シュタベントゥン、天草、レツィーナ。
 著書に『ここではない場所』、『ミニマ・グラシア』、『薄墨色の文法』、『ジェロニモたちの方舟』(以上、岩波書店)、『レヴィ=ストロース 夜と音楽』、『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』(以上、みすず書房)、『ブラジル映画史講義』(現代企画室)、『小さな夜をこえて──対話集成』(水声社)、『宮沢賢治 デクノボーの叡智』(新潮選書)、『ボルヘス「伝奇集」 迷宮の夢見る虎』(慶應義塾大学出版会)など多数。主著『クレオール主義』、『群島-世界論』を含む著作集『今福龍太コレクション《パルティータ》』(全五巻、水声社)が2018年に完結。