リートになったドイツの詩
言葉は響く 音楽は語る
- 教室開催
- 檜山 哲彦(東京芸術大学名誉教授)
ドイツは詩の国、音楽の国。
ドイツリートは、聴きつがれ歌いつがれています。ゲーテ、アイヒェンドルフ、ハイネ、リュッケルト、メーリケなど、多くの詩人の詩に、シューベルト、ベートーヴェン、シューマン、ブラームス、マーラー、シュトラウス、ヴォルフなど、多くの作曲家が曲を付けました。リートからは、言葉にもともとそなわっている響き、音楽にしか実現できない語り方、それらの仕合せな結び付きが聴こえてきます。
この講座は、まず、リートの詩の朗読を聴きながら、詩の言葉を音楽として味わうことから始め、作曲家がその詩をどう「朗誦」しようとしたか、歌い手がその曲の「朗誦」をどう表現しようとしているか、を聴き分け、聴き比べることにより、言葉と音楽の豊かさを味わおうとします。
ドイツ語の学習経験は問いません。ドイツの詩やリートに関心のある方、じっさいに歌っている方、どなたでもご参加ください。いろいろな楽しみ方が見いだせるはずです。
今期は、引き続きフーゴー・ヴォルフが付曲した詩(ゲーテ、アイヒェンドルフ、メーリケなど)を読む予定。ご要望のリート詩があれば、遠慮なくお申出ください。(講師記)
注意事項
11月は第1週。13:00-14:30に行います。日程・時間にご注意ください。
・この講座の受講料には音楽使用料が含まれています。
- 日程
- 2022/10/8, 11/5, 12/10
- 曜日・時間
- 第2週 土曜 15:30~17:00
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 9,999円 一般 13,299円
- 設備費(税込)
- 495円
- 持ち物など
- 授業が延びることがあります。11月は第1週。13:30-14:30に行います。時間と日程にご注意ください。
- その他
- ・この講座の受講料には音楽使用料が含まれています。
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講師詳細
- 檜山 哲彦(ヒヤマ テツヒコ)
- 1952年広島生まれ。東京大学大学院修士課程ドイツ文学専攻修了。専門はドイツ文学(抒情詩)、ドイツ文化、ドイツ・ユダヤ文化。著訳書に、『ドイツ名詩選』(共編訳)、『ユダヤ的〈知〉と現代』(共著)、ホフマンスタール『チャンドス卿の手紙 他十篇』、『ああ あこがれのローレライ ドイツ詩のなかの愛とエロス』、『ウィーン 多民族文化のフーガ』(共著)、『ドイツ名句事典』(共編著)など。句集に『壺天』『天響』。