文学として読む古事記
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  • 金井 清一(京都産業大学名誉教授)
講師詳細

 第15代応神天皇の段に入ります。前代の仲哀天皇段は、実質的に応神天皇即位前記でした。そこでは応神天皇の天皇としての正統性が問題でした。その点を古事記は三つの物語でクリヤーして見せました。次いでいよいよ応神天皇の時代です。ところが先ず古事記が語るのは、次の皇位継承者を決める問題です。皇子女系譜の記述の直後、応神天皇は幼い御子宇遅能和紀郎子(うじのわきいらつこ)を次期天皇にしようとします。そしてその御子出生の由来譚として丸邇(わに)氏の女、宮主矢河枝比売(みやぬしやかはえひめ)への求婚譚が次に来るのです。これは、応神の正統性の問題が依然として尾をひいているようです。(講師・記)

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お申し込み
日程
2023/1/9, 2/13, 3/13
曜日・時間
第2 月曜 10:15~11:45
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 
設備費(税込)
495円
持ち物など
<テキスト>各自ご用意ください。「古事記」岩波文庫 字の大きいワイド版もあります。ほか、講師
作成のプリント資料を当日配布します。
その他
※LUMINE開店前は1階からエレベーターで9階までお越しください。
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講師詳細

金井 清一(カナイ セイイチ)
東京大学文学部卒業。同大学院博士課程修了。東京女子大学教授を経て京都産業大学教授。2002年4月、名誉教授。上代文学専攻。著書に『万葉詩史の論』『日本の文学 古典編 古事記』『万葉集全注』『古代抒情詩万葉集と令制下の歌人たち』『古事記編纂の論』などがある。