印刷技術の変遷と英語
ウィリアム・カクストンの功績
- 教室・オンライン同時開催
- 武内 信一(青山学院大学名誉教授)
現代は脱グーテンベルクの時代などと呼ばれ、一つひとつ活字を組んで印刷された伝統的な印刷本が激減する一方で、電子的な処理工程を経て作られた本や、紙を一切必要としない電子ブックなどが一般的になりつつあります。
活字印刷術は今からおよそ500年前にドイツのグーテンベルクという人物によって実用化されました。それまでの中世と呼ばれる長い時代には、本はすべて手書きで一つひとつ製作されており、同じ本は存在しませんでした。ですから、本の製造技術に関しては、この500年の間に写本、活字印刷本と電子書籍という革命的な変化が起こったことになります。
本講座では、イングランドにこの活字印刷術を初めて紹介したウィリアム・カクストンという人物の簡単な伝記を述べた上で、中世の写本とカクストンが印刷した15世紀の本(揺籃期本といいます)の特徴および活字印刷が英語に及ぼした影響などを述べてみたいと思います。(講師・記)
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◇お申し込み締切(2日前)
◇キャンセル締切(4日前)
- 日程
- 2023/3/17
- 曜日・時間
- 金曜 13:00~14:30
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 3,300円 一般 4,400円
- 設備費(税込)
- 165円
- 持ち物など
- 【参考文献】
●武内信一『英語文化史を知るための15章』(2009)研究社
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講師詳細
- 武内 信一(タケウチ シンイチ)
- 1951年生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒。国際キリスト教大学大学院修士課程修了。東京都立大学博士課程中退。 防衛大学校助教授、愛知大学教授、青山学院大学教授を経て、現在青山学院大学名誉教授。専門は英語文化史。著書に『英語文化史史料集』フォレスト(2007)、『英語言語文化史入門』フォレスト(2008)、『英語文化史を知るための15章』研究社(2009)。共著に『イギリスルネサンス期の言語と文化』英宝社(2010)、『世界史の中の近世』慶応義塾大学出版会(2017)。訳書に、ルドー・ミリス『天使のような修道士たち』新評論(2001)、ルドー・ミリス『異教的中世』新評論(2002)、キャロリー・エリクソン『中世人の万華鏡』新評論(2004)。他、論文及び学会報告多数。