文学として読む古事記
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  • 金井 清一(京都産業大学名誉教授)
講師詳細

 第15代応神天皇の段を読みます。この段は応神天皇の事績というより、次の天皇となる大雀命(仁徳天皇)についての記事が多いのです。応神天皇は末子の宇遅和紀郎子を次の天皇にしたいと思います。大雀命はこれを支持します。大雀命は父親の応神天皇が妃に召そうとした日向の髪長比売を貰い受け、また吉野の国主等から賛美されます。そして応神天皇の崩後、大山守命の叛乱を宇遅和紀郎子と共に平定します。その後に宇遅和紀郎子の強い要望で大雀命は天皇になります。応神記が仁徳即位前記の様相なのです。何故そうなるのでしょう。(講師・記)

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日程
2023/4/10, 5/8, 6/12
曜日・時間
第2 月曜 10:15~11:45
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 
設備費(税込)
495円
持ち物など
<テキスト>各自ご用意ください。「古事記」岩波文庫 字の大きいワイド版もあります。ほか、講師
作成のプリント資料を当日配布します。
その他
※LUMINE開店前は1階からエレベーターで9階までお越しください。
※ご欠席時の配布資料は、後日センター受付カウンターにてお受け取りください。

講師詳細

金井 清一(カナイ セイイチ)
東京大学文学部卒業。同大学院博士課程修了。東京女子大学教授を経て京都産業大学教授。2002年4月名誉教授。上代文学専攻。著書に『万葉詩史の論』『日本の文学 古典編 古事記』『万葉集全注』『古代抒情詩万葉集と令制下の歌人たち』『古事記編纂の論』などがある。