「サムトの婆」の話と藤沢周平 1日体験 はじめての「遠野物語」
  • 教室・オンライン同時開催

  • 松崎登戸「サムトの婆」の碑
  • 小田 富英(『柳田國男全集』編集委員)
講師詳細

★ はじめての『遠野物語』 初回を受講できる1日体験です。

『遠野物語』は、今から百十三年前、急激な近代化の波のなかで、この国の未来を憂いた少壮の農政官僚柳田国男が、たった350部、おそるおそる出版した書と言われています。その『遠野物語』は今や古典になりつつあり、その読み方も多様多彩、影響力も研究領域からサブカルチャー分野まで、留まることのない勢いで広まっています。その一方、固定観念にとらわれすぎて、苦手意識をお持ちの方も多いようです。  
私は、ここ数年、この「『遠野物語』を読む」講座において、テーマ別の第Ⅰ期、さらに119話全話を順番(柳田が考えた配列順)に読む第Ⅱ期と、参加者の皆さまと読み進めてきました。次は、参加者の皆さま方の課題解決の読みの世界に入るわけですが、その前にもう一度原点に戻り、「読みたかったけれど、途中で諦めてしまった」方々にも広く呼びかけをさせていただくことになりました。
今期は、「はじめての『遠野ものがたり』」と題して、代表的な話に、現代の視点や遠野の今を刷り込みながらお話できたらと考えています。もちろん、『遠野物語』ファンの方も今までどおり大歓迎です。お待ちしています。 (講師記)

7月: 「サムトの婆」の話と藤沢周平」
8月: 「河童話と二代目カッパおじさん」
9月: 「三陸大海嘯と長根家の今」

〈ご案内事項〉
・本講座は教室でも、オンラインセミナーアプリ「Zoom」ウェビナーを使ったオンラインでも、受講できるハイブリッド講座です(講師は教室で指導します)。パソコンやタブレット、スマートフォンでも配信を見ることができます。
・本講座はメール登録のある受講者全員に後日アーカイブ動画(1週間限定配信)のリンクをお送りいたします。期間内は受講者は何度でもご視聴いただけます。
・配布資料がある場合はメールでご案内いたします。郵送はしておりません。
・開講日の前日夜までにメールアドレス登録のある受講者の皆様に講座視聴URLとパスワード、および受講のご案内をメールでお知らせいたします。弊社からのメールが届かない事案が発生しておりますため、モバイルメールアドレス(docomo、au、SoftBank、Y!mobileなど)はなるべく使用しないようお願い申し上げます。メールが届かない場合はtc9acc2@asahiculture.comまでお問合せください。
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この講座は終了しました

注意事項

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・ソフトウェアを必ず最新版にアップデートの上ご覧ください。
・メールアドレスの登録がある受講者全員に後日アーカイブ動画(1週間限定配信)のリンクをお送りいたします。

日程
2023/7/20
曜日・時間
第4週 木曜 13:30~15:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,630円 一般 4,840円
設備費(税込)
165円

講師詳細

小田 富英(オダ トミヒデ)
東京学芸大学卒。36年間東京都公立小学校教員を勤めた後、作新学院大学特任教授を経て、現在『柳田国男全集』編集委員、日本地名研究所『地名と風土』編集長、遠野文化研究センター研究員、常民大学運営委員、全面教育学研究会会員、『遠野物語』で交流を楽しむ会(『遠野物語』交流楽会)代表など。編著:『柳田國男全集』別巻Ⅰ「年譜」(筑摩書房)、『柳田國男自筆 原本 遠野物語』(岩波書店)。共著:『柳田国男伝』(三一書房)、『口語訳 遠野物語』(河出文庫)、『犯罪の民俗学 2』(批評社)、『わいわい学級』(現代書館)、『地域に根ざす民衆文化の創造―「常民大学」の総合的研究』(藤原書店)など。論文:「初稿本『遠野物語』の問題」(国文学)、「柳田国男おじいさんのメッセージ」(『毎日小学生新聞』連載)、「平地人とはだれか」三回連載(『伊那民俗研究』『遠野学』)、「『遠野物語』と遠野郷民俗誌の間」(『地名と風土』第13号)、「新渡戸稲造と柳田国男」(『新渡戸稲造の世界』第28号)、「柳田国男ゆかりの富山の土地と人」(『地名と風土』第14号)、「柳田学と後藤民俗思想史をつなぐ」(『伊那民俗研究』第29号)、「谷川健一と後藤総一郎」(『地名と風土』第15号)、「謎解き 原本 遠野物語」(『現代思想』第50巻第8号、2022年7月臨時増刊号)など多数。