【WEB割】卑弥呼が見た月と太陽 考古天文学からの考察
  • 教室・オンライン同時開催

  • 弘法山古墳の冬至の日出
  • 鎮魂祭(完成版)
  • 北條 芳隆(東海大学教授)
講師詳細

今回の講座では、卑弥呼が生きた3世紀の日本列島の社会が、太陽や月の運行とどう向き合ったのかを考えます。まず検討すべきは農事暦の問題です。原初的な『自然暦』だとの見解が優勢ですが、中国側の暦法と比較しながら、当時の暦の実態を考えます。
併せて日の出信仰や満月の出信仰を検討します。各地の祭祀遺跡や古墳の軸線を点検すると、冬至の日の出に軸線を揃えた古墳や、冬至の朝の陽光を石室内に取り込む古墳が実在する事実が判明します。さらには「高い月」の満月を遙拝した祭儀施設もあるのです。こうした遺跡の実態から、のちの大嘗祭や伊勢神宮の式年遷宮など、各種祭礼の起源を考えます。日本ではまだ始まったばかりですが、本講座を通して、考古天文学は古代史の解明に有効であることをご理解いただきたく思います。(講師記)

【各回予定】
第1回 水稲農耕民と日の出・日の入り暦(奈良盆地の弥生文化と古墳文化)
第2回 平原農事曆と吉野ヶ里月の出暦(北部九州における太陰太陽暦)
第3回 纒向古墳群と大型建物群(平原農事曆の移設と新生邪馬台国)

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日程
2022/10/5, 10/12, 10/19
曜日・時間
水曜 16:00~17:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 8,910円 一般 11,880円
設備費(税込)
495円

講師詳細

北條 芳隆(ホウジョウ ヨシタカ)
東海大学文学部教授。専門は日本考古学、考古天文学を含む景観史学。前方後円墳の出現過程や腕輪形石製品の成立過程など古墳時代の政治構造の研究を行ってきたが、景観史の重要性に気づかされた2009年以降は考古天文学に重点を移して現在に至る。主な著書に『古墳時代像を見なおす』(共著、青木書店)、『古墳時代の研究』(共編著、同成社)『古墳の方位と太陽』(単著、同成社)、『考古学講義』(編著、ちくま新書)など。