西田哲学とは何か 「行為的直観」について

  • 西田幾多郎
  • 小坂国継さん
  • 小坂 国継(日本大学名誉教授)
講師詳細

 完成期の西田哲学は「絶対矛盾的自己同一」の立場に立っています。絶対矛盾的自己同一とは、世界と自己、あるいは普遍と個物が相即不離の関係にあることをあらわす言葉です。絶対矛盾的自己同一とは何であるかは、前回、そのあらましをお話ししました。それを踏まえて、今回は、絶対矛盾的自己同一の具体的な事例として西田がしばしば語っている「行為的直観」とはどのような思想であるかを簡明に解説したいと考えています。
 行為的直観はポイエシス(芸術的制作作用)の観念と密接に関連し、また『善の研究』において理想的な純粋経験として論じられた「知的直観」とも深く関わっています。今回はこうした観点から、西田哲学における実践概念の特質を明らかにできればと考えています。(講師記)

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日程
2020/6/13
曜日・時間
土曜 13:00~15:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円

講師詳細

小坂 国継(コサカ クニツグ)
1943年生まれ。1966年早稲田大学第一文学部卒業。1971年同大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。1986年より日本大学教授、2014年より日本大学名誉教授。専攻は宗教哲学、現代日本思想、比較思想。著書に、『西田幾多郎』『東洋的な生きかた』『環境倫理学ノート』『倫理と宗教の相剋』『近代日本哲学のなかの西田哲学』『鏡のなかのギリシア哲学』(ミネルヴァ書房)、『西田幾多郎の思想』『西洋の哲学・東洋の思想』『全注釈 善の研究』(講談社)、『西田哲学の基層』『明治哲学の研究』『新版西田幾多郎全集』(共編、岩波書店)など。