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西洋美術史
- 船岡 美穂子(東京藝術大学講師)
西洋の美術作品を鑑賞するための基礎知識を時代・地域ごとに楽しく学ぶ講座です。それぞれの社会的・文化的な背景を踏まえつつ、毎回たくさんのスライドを見ながら、代表的な芸術家やその作品、表現された意味内容をわかりやすく、かつ体系的に解説してゆきます。西洋の美術作品では、しばしば神話物語やキリスト教が主題となります。そうした典拠と図像表現も詳しく知ることで、鑑賞の幅が広がり、ひいては西洋文化の深い理解につながるでしょう。
10月期は、まずキリスト教文化が浸透した11世紀から12世紀にかけて、修道院を中心に展開したロマネスク美術、続いて12世紀から15世紀頃に都市の発展を背景に発展したゴシック美術を紹介します。聖職者や封建領主に加えて、経済力をつけた市民が徐々に文化の担い手に加わっていく社会的背景とともにたどります。やがて、古典古代文化の復興が目指され、自然美や人間の身体と精神の価値に目が向けられるようになり、イタリア・フィレンツェを舞台にルネサンスが開花します。(講師記)
<カリキュラム>
10/1 ロマネスク美術
10/29 ゴシック美術
11/5 国際ゴシック美術①
11/19 国際ゴシック美術②
12/3 初期ルネサンス① ブルネッレスキとドナテッロ
12/17 初期ルネサンス②マザッチョとフラ・アンジェリコ
*変更になる場合もあります。ご了承ください。
この講座は終了しました
- 日程
- 2020/10/1, 10/29, 11/5, 11/19, 12/3, 12/17
- 曜日・時間
- 第1・3・5 木曜 10:30~12:00
- 回数
- 6回
- 受講料(税込)
- 会員 19,800円
- 持ち物など
- <持ち物>筆記用具
- その他
- 10月15日は休講です。10月は第5週も授業があります。
講師詳細
- 船岡 美穂子(フナオカ ミホコ)
- 東京藝術大学美術学部芸術学科卒。
同大学院美術研究科修士、博士後期課程修了。博士(美術)。研究室助手を経て、現在、東京藝術大学講師。
専門は、近世・近代の西洋美術史。近年は、フランス美術の国際的な影響、美術愛好家の果たした役割を研究中。
主な著書に『イメージ制作の場と環境』(共著、中央公論美術出版、2018年)、『芸術愛好家たちの夢-ドイツ近代におけるディレッタンティズム』(共著、三元社、2019年刊行予定)。