モティーフから読み解く西洋美術

  • 船岡 美穂子(東京藝術大学講師)
講師詳細

西洋の絵画や彫刻作品には、植物や動物、道具といったさまざまなモティーフが登場します。これら はただ美しいだけではなく、しばしばギリシア・ローマ神話やキリスト教等に由来する意味を秘めており、作品の中で象徴的な役割を持っています。あるいはまた、西洋の自然観や考え方、生活伝統も反映されています。
本講座は、古代から近代までの名作をスライドで鑑賞しながら、個々のモティーフを手がかりに意味を読み解き、見どころをわかりやすく解説.する講座です。

10~12月は、実りの秋をテーマに、美術作品に表現された葡萄やワイン、読書の秋にふさわしい書物、そして私たちにも身近な動物を取りあげます。
葡萄、ワインは、西洋の食文化を特徴づけるともに、秋を象徴するモティーフであり、酒の神バッカスそしてイエス・キリストのシンボルでもあります。また、犬や猫、猿といった動物たちには、それぞれの習性と結びついた意味がこめられますが、意外な一面もありますので、どうぞお楽しみに。
 第3回は、今秋開催される展覧会「ハプスブルク展」にあわせて、同展を深く味わう
ために出展作品を中心に見どころを解説します。(講師記)

<カリキュラム>
10月3日 葡萄とワイン①プッサン《秋》ベラスケス《バッカスの勝利》
10月31日 葡萄とワイン②ティントレット《最後の晩餐》ルノワール《舟遊びをする人々の昼食》
11月7日 「ハプスブルク展」の楽しみ方 600年にわたる帝国コレクションの歴史
11月21日 書物ロベール・カンパン《メロード祭壇画》アルチンボルト《司書》
12月5日 猿 ブリューゲル《2匹の猿》 デューラー《尾長猿のいる聖母》
12月19日 犬と猫ヤン・ファン・エイク《アルノルフィニ夫妻の肖像》ホガース《犬のいる自画像》

*変更になる場合もあります。ご了承ください。



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お申し込み

注意事項

※10/17はお休みです。

日程
2019/10/3, 10/31, 11/7, 11/21, 12/5, 12/19
曜日・時間
第1・3・5 木曜 10:30~12:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,800円 
持ち物など
<持ち物>筆記用具

講師詳細

船岡 美穂子(フナオカ ミホコ)
東京藝術大学美術学部芸術学科卒。
同大学院美術研究科修士、博士後期課程修了。博士(美術)。研究室助手を経て、現在、東京藝術大学講師。
専門は、近世・近代の西洋美術史。近年は、フランス美術の国際的な影響、美術愛好家の果たした役割を研究中。
主な著書に『イメージ制作の場と環境』(共著、中央公論美術出版、2018年)、『芸術愛好家たちの夢-ドイツ近代におけるディレッタンティズム』(共著、三元社、2019年刊行予定)。