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表象文化に見るモスクワ 絵画作品に見るモスクワの変遷―20世紀絵画を中心に
- 鈴木 佑也(新潟国際情報大学准教授)
ロシアの首都モスクワは現在人口1,000万人を誇るメガロポリスです。この都市は20世紀に入り急成長を遂げ世界の大都市として台頭するようになりました。その背景にはモスクワが社会主義国家ソ連の首都であり、第二次世界大戦後の冷戦期には社会主義国家ネットワークの中心地でもあったことと関係しています。
そうした変化はそこに住まう人々の暮らしや振る舞い、言葉使いなどに表れ、文学や映画、絵画作品などで目にすることができます。社会主義体制の中では、政府の方針に従った作品のみが陽の目を見ることができたため、政府の芸術政策の変化を知ることで様々な芸術作品や文化事象をより深く理解することを目指します。
この講座では、当時の政治や経済といった社会状況、当時の人々の生活や文化的背景などが反映された絵画作品を対象として、モスクワがメガロポリスとなるまでの変遷を見ていきます。(講師・記)
- 日程
- 2021/3/13
- 曜日・時間
- 土曜 15:30~17:30
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 3,300円 一般 4,400円
- 持ち物など
- ・資料は当日教室で配布いたします。
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講師詳細
- 鈴木 佑也(スズキ ユウヤ)
- 上智大学外国語学部露語科卒。東京外国語大学大学院博士後期課程専攻課程修了。ロシア国立芸術学研究所にてPhD、東京外国語大学にて博士号(学術)取得。ロシア及びソ連の美術史と建築史を専門とし、現在は1930-1960年代のソ連における都市計画及び大型建築プロジェクト、集合住宅とその表象文化について研究している。現在、新潟国際情報大学准教授。