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吾妻鏡は、鎌倉幕府の公用記録を土台に、公家の日記や御家人の記録、 さらに平家物語、源平盛衰記などの作品を加えて編纂された日誌です。頼朝の旗揚げ直前から、6代将軍宗尊親王の解任、帰京までの88年間の歴史を記しています。内容の一部に歪曲、潤色した所があるようですが、それを差し引いても鎌倉時代の歴史を知る上では一級の記録といえます。
本講座では、こうした吾妻鏡の文学性を批判的に捉えず、かえって楽しみながら、中世を生きた武士たちに寄り添うように読み進めます。そのため原文は漢文体ですが、読み下し文をテキストにします。気楽にご参加ください。
7月~9月の講座は、奥州攻め直前の場面一色です。
頼朝の要求に屈し、朝廷も奥州追討を許可します。
7月の講座は、そうした状況を見た藤原泰衡が義経を討ち、平泉の安泰を図る場面です。
8月は、しかし時すでに遅く、頼朝は母の供養を、北条時政は願成就院を開いて戦勝祈願、事前の準備は進みます。
9月も義経の首実検、また院宣受け取るための飛脚の派遣など、出発前夜のあわただしい場面が続きます。この時、御家人の大庭景義が進言します。「もう出陣しましょう。後白河院の命令書は、後で読めばいいのですから」と。(講師記)
*2012年10月開講。いつからでもご受講いただけます。
この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。
講座名 | 楽しく読む吾妻鏡 |
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講師名 | 大貫 昭彦(随筆家) |
講座案内 | 本講座では、こうした吾妻鏡の文学性を批判的に捉えず、かえって楽しみながら、中世を生きた武士たちに寄り添うように読み進めます。そのため原文は漢文体ですが、読み下し文をテキストにします。気楽にご参加ください。 7月~9月の講座は、奥州攻め直前の場面一色です。 頼朝の要求に屈し、朝廷も奥州追討を許可します。 7月の講座は、そうした状況を見た藤原泰衡が義経を討ち、平泉の安泰を図る場面です。 8月は、しかし時すでに遅く、頼朝は母の供養を、北条時政は願成就院を開いて戦勝祈願、事前の準備は進みます。 9月も義経の首実検、また院宣受け取るための飛脚の派遣など、出発前夜のあわただしい場面が続きます。この時、御家人の大庭景義が進言します。「もう出陣しましょう。後白河院の命令書は、後で読めばいいのですから」と。(講師記) *2012年10月開講。いつからでもご受講いただけます。 |
日程 | 2020/7/6, 8/3, 9/7 |
曜日・時間 | 第1月曜 月曜 15:30~17:30 |
回数 | 3回 |
受講料 (税込) |
会員 9,570円 |
持ち物など | 必要に応じて資料を配布します。 |
講師詳細 |
大貫 昭彦(オオヌキ アキヒコ) 1938年横浜市生まれ。61年國學院大學文学部卒。各種カルチャースクール講師。鎌倉考古学研究所理事。著書『鎌倉花あるき』、『相模路・相模野』、『鎌倉の石仏』、『鎌倉12ヵ月の花歩き』、『鎌倉もののふと伝説の道を歩く』、『鎌倉 路地小路かくれ道』など。 |