20世紀、情熱の国スペインの歴史 ―人間と政治の壮大なドラマ-

  • トレドの風景
  • 川成 洋(法政大学名誉教授)
講師詳細

 20世紀のスペインとは、どんな社会だったのでしょうか。
わが国の20世紀は大変でしたが、スペインも負けず劣らず波乱万丈でした。
信じられないかもしれませんが、統一地方選挙で、国王が退位し、王政が共和制に変わりました(1931年)。勿論、血が一滴も流さなかった平和的な体制変革でしたが、やはり、この体制変革をめぐって、賛成と反対の2つの勢力が激突し、スペイン内戦が勃発しました(1936~39年)。この戦争には、世界中の作家、哲学者、画家、報道写真家などがやってきました。取材、戦闘、救援のためでした。「人間と政治の壮大なドラマ」と呼ばれるようになるスペイン内戦にどのようなことが起こったのでしょうか。エピソードや写真を交えてなるべく具体的に解説します。


1/25 20世紀開幕から内戦への序章について歴史的に説明します。
2/8  内戦で戦った、あるいは報道した外国人作家、例えば、ヘミングウェイ、ジョージ・オーウェル、アーサー・ケストラー、アンドレ・マルロー、ロバート・キャパなどを説明します。
2/22 内戦が生んださまざまな歴史的事件、例えば、人類史初の無差別絨毯爆撃ゲルニカとピカソの名画《ゲルニカ》。55カ国4万人におよぶ青年たちで編制した「国際旅団」義勇兵の参戦などについて解説します。
3/8 内戦に参戦した人(スペイン人、外国人)についての内戦後の過酷な運命、あるいは活動などについて、DVD(1986年マドリード、「国際旅団」結成50周年記念大会)を交えて解説します。
3/22 内戦の終結(1939年4月)と同時に始まったフランコ将軍の独裁政治は彼の死(75年11月)まで続き、彼の死によって王政復古など、今日のスペインを総括的に説明します。

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日程
2021/1/25, 2/8, 2/22, 3/8, 3/22
曜日・時間
第2・4 月曜 14:00~15:30
回数
5回
受講料(税込)
会員 15,400円 
持ち物など
■テキスト 「スペイン通史」(丸善出版)税込2,000円。当日教室で販売。

講師詳細

川成 洋(カワナリ ヨウ)
1942年札幌生まれ。現在、法政大学名誉教授、アジア・ユーラシア総合研究所顧問、社会学博士(一橋大学)。専門は、スペイン現代史、現代イギリス文学。『スペイン文化事典』(共編、丸善出版)、『イギリス文化事典』(共編、丸善出版)、『日本文化事典』(共著、丸善出版)、『スペイン・ポルトガルを知る事典』(共著、平凡社)、『社会学事典』(共著、弘文社)、『現代日本旭人物事典』(共著、朝日新聞社)、『日本アナキズム運動人名事典』(共著、ぱる出版)、『日本歴史大辞典』(共著、小学館)、『民間学事典』(共著、三省堂)、『ドン・キホーテ事典』(共著、行路社)、『ケルト文化事典』(共著、東京堂出版)、『20世紀全記録』(共著、講談社)などがある。