アメリカ映画に見る歴史と文化 「風と共に去りぬ」と「ラヴ・ミー・テンダー」

  • 講師:前田絢子
  • 前田 絢子(フェリス女学院大学名誉教授)
講師詳細

 空前のヒットで興業的にも大成功した二つの映画作品、『風と共に去りぬ』と『やさしく愛して』を取り上げる。制作年月日も内容も異なるが、共にアメリカ南部を舞台とし、南北戦争を物語の背景としている点では共通している。『風と共に去りぬ』は、よく知られるように、南北戦争下のアトランタを背景に、アイルランド系移民の父と、フランス系名家出身の母を持つ気性の激しいスカーレット・オハラの壮絶な半生を描いた大作である。一方、『やさしく愛して』は、エルヴィス・プレスリーが銀幕デビューを飾った作品で、大方の予想に反して、その年のアメリカでの最高の売り上げを記録した。また映画に先立って発売された主題曲「ラヴ・ミー・テンダー」は、シングルとしては初めて100万枚を超える売り上げを達成した。
 講座では、南北戦争の傷を深く負った南部人たちの運命を、『風と共に去りぬ』と『ラブ・ミー・テンダー』の物語を追いながら、それぞれの登場人物の中に見ていく。講座の中でできるだけ多く映像に触れ、各人物の分析を行いたい。また小説のさわりの部分を英語と日本語で読んでいきたい。(講師・記)

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2019/10/11, 10/25, 11/8, 11/22, 12/13, 12/27
曜日・時間
第2・4 金曜 10:30~12:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,800円 

講師詳細

前田 絢子(マエダ アヤコ)
東京生まれ。早稲田大学文学部英文学科卒業。早稲田大学文学研究科博士課程修了。現代アメリカ文学・文化を専攻し、特にアメリカ南部研究に関わる。フェリス女学院大学教授を経て、現職。エルヴィス・プレスリーの研究家として知られ、1998年にミシシッピ大学で開催されたエルヴィス・プレスリー世界会議にはゲスト・スピーカーとして招かれて講演を行う。エルヴィス関係の著書やCDライナーノーツなど多数。著書に『エルヴィス雑学ノート』(ダイヤモンド社)、『ミステリー・トレインで行くスカーレットの故郷』(フェリス・ブックス)、『エルヴィス、最後のアメリカン・ヒーロー』(角川選書)、訳書に『エルヴィスが社会を動かした』(マイケル・T・バートランド、青土社)など。