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古代都市カルタゴ 世界の都市と歴史
- 田中 柚美子(元国学院大学講師)
紀元前15世紀頃から紀元前8世紀頃、フェニキア人は卓越した海洋術を背景に交易を行い、東地中海沿岸部に次々と商業都市を築きました。
その一つティルスの植民市だったカルタゴは、地中海に面した北アフリカの沿岸という地理的な条件に恵まれ発展します。
紀元前6世紀にはシチリア島、コルシカ島、サルデーニャ島を支配し、地中海における交易の中心地となり、強大な都市国家へと成長し、栄えました。
第2次ポエニ戦争では、ハンニバル率いるカルタゴ軍が、ローマの大軍を包囲し勝利します。
造船技術に秀で海運技術の発達した経済大国カルタゴの歴史を、アッシリアなどのオリエント世界、ギリシャの盛衰、ローマ帝国の台頭といった背景と合わせて解説します。
- 日程
- 2020/6/27
- 曜日・時間
- 第2・4 土曜 10:00~12:00
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 3,190円 一般 4,290円
- 持ち物など
- 筆記用具
- その他
- 適宜配布資料あり。
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講師詳細
- 田中 柚美子(タナカ ユミコ)
- 1975年国学院大学日本史学専攻博士課程満期退学。‘75年以後、東海大学、青山学院大学、獨協大学、明治大学などで講師をつとめる。78年から国学院大学文学部講師を続け、現在にいたる。専門は中国古代史、特に中華と夷狄の関係についての研究。論文として「晋をめぐる狄について」、「王と天子―周王朝と四方―」などがある。また、予備校で17年間世界史の講義を担当し、共著として『世界史新用語集』(あすとろ出版)がある。