不思議の国スペイン

  • トレドの風景
  • 川成 洋(法政大学名誉教授)
講師詳細

世界の歴史文化
 ヨーロッパで一番古く、最も不思議な国、スペイン。
 スペインはひとことでは説明しづらい国です。ヨーロッパ大陸の中で一番最初に人類が足跡を残したのは、スペインでした。それ以降、ヨーロッパ大陸を席巻したさまざまな主要な民族がスペインに到来し、定住したのです。紀元前10世紀のフェニキア人をはじめ、ケルト人、ギリシア人、カルタゴ人、ローマ人、西ゴート人、イスラム教徒、ユダヤ人など。それぞれの民族の文化や言語が、対立と受容を繰り返し、混ざり合い、重層化し、独自の文化と歴史を形成してきました。果敢なる失敗と惨憺たる成功の歴史をひもとくといえるでしょう。
 ところで、スペインという国は、語るのではなく、行って感じるところなのです。
百間は一見にしかず。行けば必ず何かを感じ、自分なりのスペイン像が出来上がります。いつか自分の眼で、自分の皮膚で確認してください。そのためにも、まず「スペインの歴史」の扉を開きましょう。
 さて何が出てくるでしょうか。スペインでは、「起こったことが話題にならず、話題にならなかったことがことが起こる」と言われております。この地に居ながら不思議な国スペインへの歴史紀行に出発しましょう。
※スペイン史は初心者という方も歓迎。




7/27 (6)カトリック両王による国家統治(9)
ヨーロッパの覇権を狙ったカトリック両王の野心    
カトリック両王による宗教の統一、カトリック両王の政略結婚作戦


8/10(7)ハプスブルグ朝スペインの誕生
スペイン王カルロス1世の即位、神聖ローマ帝国カール5世の即位、フアナ・ラ・ロカ(狂女王フアナ)の生涯、カルロスの最初の試練――カルロスvsプロテスタント、カール5世の隠退。


8/24 (8)ハプスブルグ・スペイン
「陽の沈むことなき大帝国スペイン」の誕生。
フェリペ2世、フェリペ3世、フェリペ4世、カルロス2世


9/14(9)ブルボン朝スペインの誕生
スペイン継承戦争、フェリペ5世の新国家基本法令、フェルナンド6世の平和外交政策、カルロス3世の啓蒙専制主義政治


9/28 (10)スペイン独立戦争と絶対王制への復帰
スペインの朝夜を震撼させたフランス革命の激震、ゴヤが描くカルロス4世一家の運命、ナポレオン軍のスペイン進攻と制圧、スペイン独立戦争、カデス議会とカデス憲法(1812年憲法)、異端審問所の廃止、混迷するフェルナンド7世の治世。

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日程
2020/7/27, 8/10, 8/24, 9/14, 9/28
曜日・時間
第2・4 月曜 14:00~15:30
回数
5回
受講料(税込)
会員 15,400円 
持ち物など
■テキスト 「スペイン通史」(丸善出版)税込2,000円。当日教室で販売。

講師詳細

川成 洋(カワナリ ヨウ)
1942年札幌生まれ。現在、法政大学名誉教授、アジア・ユーラシア総合研究所顧問、社会学博士(一橋大学)。専門は、スペイン現代史、現代イギリス文学。『スペイン文化事典』(共編、丸善出版)、『イギリス文化事典』(共編、丸善出版)、『日本文化事典』(共著、丸善出版)、『スペイン・ポルトガルを知る事典』(共著、平凡社)、『社会学事典』(共著、弘文社)、『現代日本旭人物事典』(共著、朝日新聞社)、『日本アナキズム運動人名事典』(共著、ぱる出版)、『日本歴史大辞典』(共著、小学館)、『民間学事典』(共著、三省堂)、『ドン・キホーテ事典』(共著、行路社)、『ケルト文化事典』(共著、東京堂出版)、『20世紀全記録』(共著、講談社)などがある。