仏教美術の東漸 仏像の辿った道

  • 仏坐像 雲岡第20窟
  • 安田 治樹(立正大学名誉教授)
講師詳細

前2世紀頃から本格化したインドにおける仏教の造形活動では、様々な理由から
ブッダの像−仏像の制作はあえて行われませんでした。この無仏像の伝統は、の
ち1世紀末頃までにクシャーン朝治下に栄えたガンダーラ、マトゥラーの両美術
で打破され、そこで誕生した仏像が、内陸アジアから東アジアへと流通伝播した
仏教とその美術の以後の展開に、とりわけ大きな役割を果たしました。
 1月からの講座では、ガンダーラ以降の仏教美術の大きな流れとして、内陸アジ
アのいわゆるシルクロードに沿うアフガニスタンから西トルキスタン、及びタク
ラマカン砂漠南北の各地の遺物を通してこの間の美術の変容、変遷をたどり、さ
らには日本の飛鳥仏の源流でもある北魏造像までその様相をうかがい、6世紀末
から7世紀初めに黎明を迎える日本の仏教美術理解への序章ともします。

【今期のテーマ】
文明の十字路と仏教美術 ガンダーラ文化圏のアフガニスタン
    〃       バクトリアの仏教美術
中国西域の仏教美術   南道のオアシスと仏教絵画
    〃       北道の石窟美術
中国早期造像と壁画   敦煌と河西の石窟寺院
    〃       北魏の雲岡と龍門 

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お申し込み
日程
2021/1/13, 1/27, 2/10, 2/24, 3/10, 3/24
曜日・時間
第2週・第4週 水曜 10:30~12:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 18,480円 

講師詳細

安田 治樹(ヤスダ ハルキ)
1949年生まれ。成城大学大学院文学研究科美学美術史専攻博士課程修了。財団法人根津美術館学芸部学芸課長を経て、2008年、立正大学仏教学部教授に転ず。同大学法華経文化研究所所長、文学博士。2014年に立正大学ウズベキスタン学術調査隊を組織、同隊長。