読み直す夏目漱石・「こころ」

  • 「こころ」岩波文庫
  • 小森陽一さん
  • 小森 陽一(東京大学名誉教授)
講師詳細

「こころ」は一九一四(大正三)年の四月から八月にかけて、「朝日新聞」紙上に連載された長篇小説です。その前の『彼岸過迄』や『行人』と同じように、いくつかの短篇を重ねて長篇小説にするという予定で、『心』という全体の題のもとで、最初の短篇「先生の遺書」は書きか始められました。結果として百回以上の連載となり、別の短篇は書かれませんでした。
岩波書店を創設する際、最初に出版する書籍として、漱石自身が装丁まで行い、「上 先生と私」、「中 両親と私」、「下 先生と遺書」という三部立てになりました。高校の国語教科書にも掲載て、最も多くの読者を持つ漱石の代表作を、背景となる明治という時代とのかかわりで精読します。(講師記)

※2020年1月11日、2月15日、3月21日も含め全5回の予定です。

お申し込み

注意事項

2019年10月期総合パンフレット記載の日程・時間から変更になりました。(10/8)
ウェブページには変更後の日程・時間を記載しております。

日程
2019/11/16, 12/21
曜日・時間
土曜 13:30~15:00
回数
2回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 7,920円
持ち物など
講義は『こころ』夏目漱石著(岩波文庫 600円+税)をもとに進めます。各自ご用意ください。

講師詳細

小森 陽一(コモリ ヨウイチ)
1953年生まれ。北海道大学大学院文学研究科修了。成城大学文学部助教授、東京大学助教授・教授を経て現職。著書に『構造としての語り』(新曜社)、『読むための理論 文学・思想・批評』(世織書房)『知の技法』(共著・東京大学出版会)、『ことばの力・平和の力 近代日本文学と日本国憲法』(かもがわ出版)、『難民(思考のフロンティア)』(共著・岩波書店)。『戦後日本は戦争をしてきた』(共著・角川書店)、『理不尽社会に言葉の力を』『戦争への想像力』『生きさせる思想-記憶の解析・生存の肯定』(新日本出版社)、『天皇の玉音放送』(朝日新聞出版)、『漱石論 21世紀を生き延びるために』(岩波書店) 、『東アジア歴史認識論争のメタヒストリー』(共著・青弓社)、『壊れゆく世界と時代の課題』(共著・岩波書店)などがある。