世界記憶遺産「舞鶴への生還」をめぐる世界 終戦過程と引揚の記憶
  • 教室・オンライン同時開催

  • 熊本 史雄(駒澤大学教授)
  • 黒沢 文貴(東京女子大学名誉教授)
  • 佐藤 元英(元中央大学教授)
全ての講師
講師詳細

 「舞鶴への生還―1945~1956シベリア抑留等日本人の本国への引き揚げの記録―」は、太平洋戦争の敗戦にともない日本帝国が崩壊するなかで、ソ連に抑留されていた日本軍人および民間人の抑留生活と引揚体験にまつわる歴史を伝える、計570点からなる資料群です。2015年10月10日に、ユネスコ世界記憶遺産として登録されました。
 日本の敗戦は、それはとりもなおさず「大日本帝国」の崩壊を意味しました。植民地を喪失し占領地が奪還されるに及んで、現地在住の日本人は、追われるように日本への帰還を目指したのです。ただ、一口に引揚といっても、台湾、朝鮮、樺太、満州といった各地からの引揚の様相は、実はそれぞれ大きく異なっていました。
 本講義では、最新の研究成果に依拠しながら各地からの引揚体験を比較してその違いを確認するとともに(第1回)、戦争を学ぶ場としての博物館の役割にも言及しながら(第2回)、世界記憶遺産「舞鶴への生還」における魅力的な資料を紹介することによって(第3回)、戦争と平和について学ぶ機会を提供したいと思います。(熊本・記)

第1 回11/23 敗戦と引揚体験~台湾・朝鮮・樺太・満洲の比較を通じて~ : 駒澤大学教授・熊本 史雄
第2 回12/ 7 歴史を知り、学ぶ場としての博物館 : 東京女子大学名誉教授・黒沢 文貴
第3 回12/28 世界記憶遺産「舞鶴への生還」の紹介 : 元中央大学教授・佐藤 元英

    

〈ご案内事項〉
・本講座は教室でも、オンラインセミナーアプリ「Zoom」 ウェビナーを使ったオンラインでも、受講できるハイブリッド講座です(講師は教室)。パソコンやタブレット、スマートフォンで配信を見ることができます。
・本講座はメール登録のある受講者全員に後日アーカイブ動画(1週間限定配信)のリンクをお送りいたします。期間内は受講者は何度でもご視聴いただけます。
・配布資料がある場合はメールでご案内いたします。郵送はしておりません。
・開講日の前日夜までにメールアドレス登録のある受講者の皆様に講座視聴URLとパスワード、および受講のご案内をメールでお知らせいたします。弊社からのメールが届かない事案が発生しておりますため、モバイルメールアドレス(docomo、au、SoftBank、Y!mobileなど)はなるべく使用しないようお願い申し上げます。メールが届かない場合は asaculonline001@asahiculture.com までお問合せください。
・Zoomのソフトウェアを必ず最新版にアップデートの上ご覧ください。
・ネット環境による切断やその他アプリの障害が起きた場合には、当社は責任を負いかねます。 またやむを得ない事情により実施できなかった場合は、受講料の全額をお返しいたします。
・第三者との講座URLの共有や貸与、SNSを含む他の媒体への転載、また、講座で配布した教材を受講目的以外で使用することは著作権の侵害になりますので、固くお断りいたします。
・オンライン講座の申し込みはWEB決済のみで承ります(開講日前日まで)。キャンセルは開講日の4日前まで承ります(手数料550円)。キャンセルの場合はasaculonline001@asahiculture.com までご連絡ください。その後のキャンセルはできませんのであらかじめご了承ください。

お申し込み

注意事項

・本講座はZoomウェビナーを使用した教室でもオンラインでも受講できるハイブリッド講座です(講師は教室)。開講日の前日夜までに受講者の皆様に講座視聴リンクと受講のご案内をメールでお知らせいたします。受講者全員に後日アーカイブ動画(1週間限定配信)のリンクをお送りいたします。

日程
2022/11/23, 12/7, 12/28
曜日・時間
水曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 13,200円
設備費(税込)
495円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

熊本 史雄(クマモト フミオ)
1970年生。山口県出身。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科日本史学専攻中退。外務省外交史料館『日本外交文書』編纂室勤務を経て、2004年駒澤大学文学部専任講師、2008年同准教授、2014年同教授(現職)。専門は、日本近代史、史料学。主著として、単著に『幣原喜重郎』(中公新書、2021年)、『近代日本の外交史料を読む』(ミネルヴァ書房、2020年)、『大戦間期の対中国文化外交』(吉川弘文館、2013年)、共著に『官僚制の思想史』(吉川弘文館、2020年)、『日中戦争はなぜ起きたのか』(中央公論新社、2018年)、『近代日本の思想をさぐる』(吉川弘文館、2018年)など。共編著として『近代日本公文書管理制度史料集』(岩田書院、2009年、中野目徹氏との共編)がある。
黒沢 文貴(クロサワ フミタカ)
1953年生。東京都出身。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。博士(法学、慶應義塾大学)。宮内庁書陵部主任研究官を経て、1995年東京女子大学助教授、2000年教授、2022年定年退職に伴い名誉教授。専門は、日本近現代史。主著として、『歴史に向きあう』(東京大学出版会、2020年)、『二つの「開国」と日本』(東京大学出版会、2013年)、『大戦間期の宮中と政治家』(みすず書房、2013年)、『大戦間期の日本陸軍』(みすず書房、2000年)、共編として『浜口雄幸日記・随感録』(みすず書房、1991年)がある。
佐藤 元英(サトウ モトエイ)
1949年生まれ。秋田県出身。中央大学大学院文学研究科史学博士課程退学。博士(史学、中央大学)。外務省事務官、在カラチ日本国総領事館・副領事、『日本外交文書』編纂官、宮内庁出向主任研究官を経て、1997年駒澤大学教授、2006年中央大学教授(政策文化総合研究所所長)、2020年定年退職、現政策文化総合研究所客員研究員。専門は、日本近現代史。主著として、『外務官僚たちの太平洋戦争』(NHKブックス、2015年)『経済制裁と戦争決断』(日本経済評論社、2017年)などがある。