#MeToo時代の問題劇
『尺には尺を』を楽しむ
- オンライン講座
- 北村 紗衣(武蔵大学教授)
ウィリアム・シェイクスピアの『尺には尺を』は、現代風な言い方で言うとセクシュアルハラスメントを主題とした作品で、#MeTooの時代には比較的理解しやすい作品です。しかしながらこの作品のヒロインであるイザベラは、現代において性的被害を告発した女性たちに向けられる視線と同様の冷たい評価を批評家たちから受けてきました。一方でこの作品はシェイクスピア作品の中では珍しく、著者の人生経験が多少反映されているのではないかと考えられ、個人的な要素を含んだ芝居として見ることもできます。この講義ではこうしたポイントを中心に、複雑な問題劇とされる『尺には尺を』に秘められた面白さを考えていきたいと思います。(講師・記)
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- 日程
- 2023/9/30
- 曜日・時間
- 土曜 19:00~20:30
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 3,300円 一般 3,850円
- 教材費(税込)
- -
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講師詳細
- 北村 紗衣(キタムラ サエ)
- 武蔵大学人文学部英語英米文化学科教授。東京大学卒業後、キングズ・カレッジ・ロンドンで博士課程を修了。専門はシェイクスピア、舞台芸術史、フェミニスト批評。著書に『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち――近世の観劇と読書』 (白水社、2018)、『批評の教室――チョウのように読み、ハチのように書く』(ちくま書房、2021)、『英語の路地裏――オアシスからクイーン、シェイクスピアまで歩く』(アルク、2023)など。