初期仏教から大乗仏教へ 思想の変遷をたどる

  • 池田 練太郎(駒澤大学教授)
講師詳細

二千五百年前のインド亜大陸に興り、いまなお現代社会のさまざまな場面において重要な役割を果たしている仏教。本講座では、そうした仏教について、発祥の地であるインドにおける仏教を中心に、その興起から原始仏教、部派仏教、さらに大乗仏教までを、とくに思想の変遷に焦点を当てつつ、歴史的展開に沿って、一年間にわたり辿ってみます。インド仏教の思想を知ることは、いうまでもなく日本仏教の理解にも繋がるはずです。講義は可能な限り、関連する経典や論書などの記述を参考にしながら進めたいと思います。 (講師・記)

<各回のテーマ予定>※進度によって内容が変更になる場合もございます。

◆2019年7月期 【原始仏教の思想と展開】
⑦縁起・無我・無常 ―― ブッダの現実認識
⑧仏教サンガ(教団)にみるブッダの理想 ―― 平等と平和
⑨ブッダの制定した戒律と修行 ―― 出家者の生活と在家信者
⑩デーヴァダッタの要求 ―― 仏教教団の理想と現実
⑪ブッダの死がもたらしたもの ―― 仏教思想の転換点
⑫アショーカ王と仏教の発展 ―― 仏教思想の現実的応用

◆2019年10月期 【部派仏教時代の思想的変化】
⑬仏教に起こった思想的変化(1) ―― 戒律の運用とサンガ(教団)分裂
⑭仏教に起こった思想的変化(2) ―― 神秘的ブッダの登場
⑮部派仏教の時代 ―― 仏教思想の多様性と固定化
⑯アビダルマ哲学(1) ―― 縁起思想理解の変化
⑰アビダルマ哲学(2) ―― 教理体系の確立
⑱大乗仏教の興起 ―― 思想と文化

◆2020年1月期 【大乗仏教の思想的特質】
⑲一乗思想と浄土思想 ―― 絶対的ブッダに対する信仰
⑳如来蔵・仏性の思想 ―― さとりの可能性と身近なブッダ
㉑〈空〉の思想 ―― 究極の真理と世俗の真理
㉒唯識思想 ―― 大乗仏教における〝こころ〟の探究
㉓密教の登場 ―― 大乗仏教最後の究極的展開
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◆2019年4月期 【仏教の興起と開祖ブッダ】※終了しました。
①インド仏教思想史を概観 ―― 原始仏教・部派仏教・大乗仏教
②仏教思想の独自性(1) ―― バラモン教(ヒンドゥー教)との対比
③仏教思想の独自性(2) ―― ブッダと同時代の沙門たちとの対比
④ブッダの生涯から仏教思想を考える(1) ―― 人生の苦悩
⑤ブッダの生涯から仏教思想を考える(2) ―― 苦行と禅定
⑥ブッダの生涯から仏教思想を考える(3) ―― 中道の生き方

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この講座は終了しました
日程
2019/7/2, 7/16, 8/6, 8/20, 9/3, 9/17
曜日・時間
第1・3 火曜 13:30~15:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,440円 
持ち物など
講座資料を当日配布いたします。
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

池田 練太郎(イケダ レンタロウ)
1949年、東京生まれ。駒澤大学仏教学部仏教学科卒業。東京大学大学院修士課程修了(印度哲学専攻)。同博士課程満期退学。城西大学、駒沢女子短期大学(現、駒沢女子大学)、武蔵野女子大学(現、武蔵野大学)非常勤講師を経て、現在駒澤大学仏教学部教授。駒澤大学元学長。専門はインド仏教思想史。著書に『インド仏教人名辞典』(共著、法蔵館)、『梵蔵漢法華経原典総索引』(共著、佛乃世界社)等。