琉球の聖地

  • 村井 章介(東京大学名誉教授)
講師詳細

 琉球を訪れて、「本土」との違いをもっとも強く感ずるのは、信仰の領域ではあるまいか。「本土」で見なれた寺院や神社が、都市部をのぞいてほとんどなく、かわりに御嶽(ウタキ)や拝所(ウガンジョ)と呼ばれる聖地が至るところにあって、信仰の場として息づいている。そうしたなか、神道系とされる「琉球八社」があるが、ご神体が珊瑚礁に由来する鍾乳洞だったり、「本土」の神社とはずいぶん違った印象を受ける。
 ここ数年、本島や離島の御嶽や拝所を訪れ、また琉球八社を廻ってきた。そこで感じたことをベースに、文献史料と突きあわせて、古琉球期にさかのぼる信仰の姿に迫ってみたい。 (講師・記)

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注意事項

・教室変更:18号から3号に変更します。(7/27更新)
・7月28日(火)10時半~12時に補講を行います。(6/8更新)

日程
2020/7/28
曜日・時間
火曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
その他
・教室を変更することがありますす。10階掲示板でご確認ください。

講師詳細

村井 章介(ムライ ショウスケ)
1949年、大阪生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学史料編纂所、同大学大学院人文社会系研究科教授を経て、立正大学文学部教授を歴任。文学博士。東京大学名誉教授。倭寇・貿易・海運・港町・漢詩・対外意識・政治思想などを扱いながら、日本列島周辺の9~17世紀を、できるだけ広い<地域史>や<世界史>の文脈のなかで読み替えようと試みている。著書『日本中世境界史論』(岩波書店)、『日本中世の異文化接触』(東京大学出版会)、『海から見た戦国日本』(ちくま学芸文庫)ほか。 新著に『古琉球 海洋アジアの輝ける王国』(角川選書)がある。