琉球の聖地を歩く

  • 村井 章介(東京大学名誉教授)
講師詳細

 琉球を訪れて、「本土」との違いをもっとも強く感ずるのは、信仰の領域ではあるまいか。「本土」で見なれた寺院や神社が、都市部をのぞいてほとんどなく、かわりに御嶽(ウタキ)や拝所(ウガンジョ)と呼ばれる聖地が至るところにあって、信仰の場として息づいている。そうしたなか、神道系とされる「琉球八社」があるが、ご神体が珊瑚礁に由来する鍾乳洞だったり、「本土」の神社とはずいぶん違った印象を受ける。
 ここ数年、本島や離島の御嶽や拝所を訪れ、また琉球八社を廻ってきた。そこで感じたことをベースに、文献史料と突きあわせて、古琉球期にさかのぼる信仰の姿に迫ってみたい。 (講師・記)

受付一時中止

注意事項

■新型コロナウイルスの感染拡大予防のため4/1から新宿教室は臨時休業いたします。5/26休講→補講日は調整中の為、仮日程です。 (4/23更新)

日程
2021/1/1
曜日・時間
金曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
その他
・教室を変更することがありますす。10階掲示板でご確認ください。

講師詳細

村井 章介(ムライ ショウスケ)
1949年、大阪生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学史料編纂所、同大学大学院人文社会系研究科教授を経て、現在、立正大学文学部教授。文学博士。倭寇・貿易・海運・港町・漢詩・対外意識・政治思想などを扱いながら、日本列島周辺の9~17世紀を、できるだけ広い<地域史>や<世界史>の文脈のなかで読み替えようと試みている。著書『日本中世境界史論』(岩波書店)、『日本中世の異文化接触』(東京大学出版会)、『海から見た戦国日本』(ちくま学芸文庫)ほか。 新著に『古琉球 海洋アジアの輝ける王国』(角川選書)がある。