古代移民フェニキア人 オンライン講座
  • 教室・オンライン同時開催

  • 佐藤 育子(日本女子大学講師)
講師詳細

海上交易で栄え、古代移民の先駆けとなったフェニキア人。近年の考古学の成果も踏まえ、随時遺跡や遺物も紹介しながら、古代地中海世界史における彼らの果たした役割について考えます。今期はフェニキア人を介した東西の交流に着目し、残された文学作品を通して、他者の眼を通したフェニキア人像に迫ります。自らの文学作品を残さなかったフェニキア人が、いかに語られ、評価されてきたのか、それは裏返せば、他者(ギリシア人やローマ人)が「フェニキア人」と呼んだ人々の「アイデンティティ」の形成および発展にかかわる問題にもつながっていくことでしょう。欧米の最新の研究成果も踏まえて、いくつかの事例をご紹介したいと思います。

10月21日 ホメロスとフェニキア人

11月18日 カルタゴ建国神話の背景 エリッサとディードー

12月16日 ビュブロスのフィロンと「フェニキア史」その1

画像 カルタゴを建設するディードー(ロンドン・ナショナル・ギャラリー 1815年) J.M.W.ターナー(1775-1851)による油彩画

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日程
2021/10/21, 11/18, 12/16
曜日・時間
木曜 15:30~17:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 
設備費(税込)
495円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

佐藤 育子(サトウ イクコ)
日本女子大学学術研究員・講師。筑波大学地中海・北アフリカ研究センター客員共同研究員。専攻は古代オリエントおよび古代地中海世界の歴史・文化史。古代地中海世界をフェニキア・カルタゴ史の視点から再構築することを目指して、近年、地中海方面に残るフェニキア・カルタゴ関連の遺跡を訪れ、現地調査を続けている。「古代カルタゴとローマ展」(2009年~2010年)、「ツタンカーメン展」(2012年~2013年)の日本側共同監修をつとめる一方で、共著に黒木英充編著『シリア・レバノンを知るための64章』(明石書店、2013年)、『通商国家カルタゴ』(共著・講談社学術文庫、2016年)、「フェニキア人の海外ネットワーク-前1千年紀前半の地中海世界」神崎忠昭・長谷部史彦編著『地中海圏都市の活力と変貌』(慶應義塾大学文学部、2021年)などがある。