英国ヴィクトリア時代の新ヒロインと男たち
ジェイン・オースティン「エマ」:父と娘について
- 教室・オンライン同時開催
- 植松 みどり(和洋女子大学名誉教授)
19世紀、世界の長として君臨していく大英帝国は、現在の世界状況の元を築いたといっても過言ではないだろう。
当時、英国社会では制度の見直し、法の整備が盛んにおこなわれていた。旧態依然とした社会に対抗して出現した「新しい女(ニュー・ウーマン)」。その時、男たちはどのように対応したのか。小説の世界に描かれている男と女の登場人物の葛藤、愛憎を詳細に読み取りながら、見ていきたい。(講師・記)
今期テーマ:ジェイン・オースティン『エマ』:父と娘、ケア(介護)の問題を中心に
英国田園地帯の典型的な中産階級上層のお嬢さまエマは、ジェイン・オースティンが作り出した、すべてを手にしている裕福で幸せなヒロインと思われている。だが、彼女の大きな使命の一つは父親を介護することだった。このような中、どのようにして英国の「真正の紳士階級」、大土地所有の家父長の娘が「結婚」にたどり着いたか。父と娘と夫との関係を見て、エマの悲しみと幸せを一緒に考えたい。(講師・記)
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- 日程
- 2023/3/29
- 曜日・時間
- 水曜 10:30~12:00
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 3,300円 一般 4,400円
- 設備費(税込)
- 165円
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講師詳細
- 植松 みどり(ウエマツ ミドリ)
- 1965年津田塾大学学芸学部英文学科卒業。同大学大学院文学研究科博士課程満期退学。日本ジョージ・エリオット協会会長を経て現顧問。日本ジェイン・オースティン協会理事。イギリス女性史研究会会員。専門はイギリス文化・文学。特に近代英国小説を研究。
著書に『ジェイン・オースティンと「お嬢さまヒロイン」』(朝日出版社)、『「ジェイン・エア」』と「嵐が丘」』(河出書房新社)(共著)『ブロンテ姉妹と15人の男たちの肖像』(ミネルバ書房)(共著)訳書に『エミリ・ブロンテ』(河出書房新社)『ブラック・ヴィーナス』(河出書房新社)。「フロス河畔の水車場」(彩流社)、『狼と駈ける女たち』(新潮社)(共訳)、『嵐が丘』(学研)(共訳)など。