学校ハラスメント 子どもの人権、大人の人権

  • 木村草太さん©岩沢蘭
  • 内田良さん
  • 内田 良(名古屋大学准教授)
  • 木村 草太(首都大学東京教授)
講師詳細

 学校は、無法地帯。教師が生徒に平手打ちをしてケガを負わせても、「指導中の出来事」という言い訳が、教師への処分を甘くします。また教師文化においては、時間に関係なく献身的に尽くしてはじめて「一人前の教育者」と評価されます。これが長時間労働の要因となり、また子どもを囲い込むことにもつながってきました。学校の人権侵害の背景にある「教育」の危うさについて考えます。 (内田・記)
 
 学校では、学校内の決まりや教員の主観的価値観が、人権や法の支配に優越する現象が見られます。危険な組体操やムカデ競争、強制加入PTAによる無意味なボランティアの強制、違法の疑いの強い部活動顧問の強制など、そうした問題がなぜおきてしまうのか。この分野で、重要な発信を続ける内田先生と共に考えてみたいと思います。 (木村・記)

この講座は終了しました
日程
2019/9/11
曜日・時間
水曜 19:00~20:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,672円 一般 4,320円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

内田 良(ウチダ リョウ)
名古屋大学大学院教育発達科学研究科准教授。博士(教育学)。専門は教育社会学。組み体操や柔道をはじめとする各種スポーツ事故、「体罰」、自殺、2分の1成人式など子ども側のリスクにくわえて、部活動負担や長時間労働など教師側のリスクまでを広く「学校リスク」と総称して情報を発信し、問題の火付け役としても貢献している。著書に『教育という病-子どもと先生を苦しめる「教育リスク」』(光文社新書)、『学校ハラスメント 暴力・セクハラ・部活動-なぜ教育は「行き過ぎる」か』ほか。
木村 草太(キムラ ソウタ)
1980年生まれ。東京大学法学部卒業後、同大学助手を経て、現在、首都大学東京都市教養学部 法学系法律学コース社会科学研究科 法学政治学専攻教授。専攻は憲法学。著書に、『平等なき平等条項論-equal protection条項と憲法14条1項』(東京大学出版会)、『憲法の急所』(羽鳥書店)、『キヨミズ准教授の法学入門)』(星海社新書)、『憲法の創造力』(NHK出版新書)、『憲法学再入門(法学教室ライブラリィ)』(共著・有斐閣)、『未完の憲法』(奥平康弘氏との共著・潮出版社)、『テレビが伝えない憲法の話』(PHP新書)、『集団的自衛権はなぜ違憲なのか (犀の教室)』(共著・晶文社) 『CD付 現代語訳でよむ 日本の憲法』(監修・アルク)など多数。