「近代」という巨大なSFについて
  • 教室・オンライン同時開催

  • 高山 宏(翻訳家)
講師詳細

 若ぶりで頑張ってきたが僕がなんと喜寿を迎えんとしている!高山は「早折のチャンスを失った」という巽孝之氏の評価に苦笑。わけ分らぬまま厖大拡散し来った世に言う「高山学」の総集編に入る。「随分御世話になったが、所詮レムも読んでない人間の言うことだから…」というのが高山批判派のずっと一貫した言い方だった。『ソラリス』決定訳を出した盟友、沼野充義氏に敬意を表してきただけのこと。高山学はケプラー宇宙論、スウィフト普遍言語論に焦点を当てて出発したM・H・ニコルソンの「観念史」に始まり、E・A・ポーとルイス・キャロルのSFそのものな(スペキュレイティヴな)文学テクストの分析と、それらを通してはっきりしてきた「マニエリスム」観念の追跡…と、かげとなり、ひなたとなって、要するにSF「マニア」が独占したかにみえる一世界を独自の論理と歴史チャートに従って、たのしみ驚きながら通観してきた作業にほかならなかったわけで、その総報告を一度(學魔)。

第1回 「宇宙」の観念史 — マージョリー・ニコルソン、エレーヌ・テュゼ、フェルナン・アリン
第2回 『ユリーカ』と『鏡の国のアリス』 — ハロルド・ビーヴァー注のポー、マーティン・ガードナー注のキャロル
第3回 「スペキュレイティブ」とは結局何か — 荒巻義雄讃

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日程
2022/1/15, 2/19, 3/19
曜日・時間
第3週 土曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 13,200円
設備費(税込)
495円
持ち物など
<参考書> 荒巻義雄『SFする思考 荒巻義雄評論集成』(小鳥遊書房・2021)、 高山宏『オピチュアリーズ アリス狩り Ⅶ』(青土社・2022):ご希望の方は各自でお求めください。
 
その他
教室は当日変わる場合があります。

講師詳細

高山 宏(タカヤマ ヒロシ)
 1947年岩手県生れ。やっと一介の翻訳家。『アレハンドリア アリス狩りⅤ』等著書多数、『アルチンボルド』(ジャンカルロ・マイオリーノ)、キャロル『鏡の国のアリス』佐々木マキ・絵、高山宏・訳(亜紀書房)、マガイアー『ボーリンゲン』(白水社)、スウィフト「ガリヴァー旅行記」(英国十八世紀文学叢書2・研究社)等訳書多数。当面、視覚文化論の重要テクスト(英文)70篇の編集・出版に没頭(ライフワーク⁈)Visual Culture(4巻, SAGE, London, 2017)という。そして悲願のホッケ『迷宮としての世界』英訳!