ジャンケレヴィッチ「徳について」を読む
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  • 合田 正人(明治大学教授)
講師詳細

 ウラディーミル・ジャンケレヴィッチ(1903-1985)は20世紀フランスを代表する道徳哲学者であり、日本にもジャンケレヴィッチの愛読者は決して少なくない。ただ、ジャンケレヴィッチ研究、となると、単行本としては拙著『ジャンケレヴィッチ--境界のラプソディー』(2003年、みすず書房)があるだけで、現時点でも、わずか数名のジャンケレヴィッチ研究者がいるに過ぎない。ジャンケレヴィッチが現代フランス哲学に与えた影響、彼とレヴィナスとの関係を考える時、この状況は異常とさえ言えるだろう。そのジャンケレヴィッチの主著に『徳について』〔徳論〕(1949年)がある。800ページを超える大著で、現在は4巻に分冊されている。仲沢紀雄氏によって約半分が邦訳されてはいるが、この大著の全貌を知る者は日本にはほとんどいないだろう。今回は、6回すべてをこの大著の読解に充てる。講師自身による邦訳を用いて、現代倫理学のこの記念碑的著作に挑む。(講師記)

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お申し込み
日程
2021/7/13, 7/27, 8/10, 8/24, 9/14, 9/28
曜日・時間
火曜 19:00~20:30
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,800円 
設備費(税込)
990円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

合田 正人(ゴウダ マサト)
1957年生まれ。一橋大学社会学部卒業。パリ第八大学哲学科に留学。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京都立大学助教授を経て、現職。専攻は、思想史。著書に、『レヴィナスの思想-希望の揺籃』(弘文堂、改訂版はちくま学芸文庫)、『ジャンケレヴィッチ――境界のラプソディー』(みすず書房)、『幸福の文法』(河出ブックス)、『フラグメンテ』(法政大学出版局)など。訳書に、レヴィナス『全体性と無限』(国文社)、『固有名』(みすず書房)、『存在の彼方へ』(講談社学術文庫)、ベルクソン『講義録』(法政大学出版局)、ジャンケレヴィッチ『最初と最後のページ』(みすず書房)、ベルクソン『物質と記憶』『創造的進化』『道徳と宗教の二つの源泉』(筑摩書房)、レイ『レヴィナスと政治哲学』(法政大学出版局)、ジャン=クレ・マルタン『ドゥルーズ-経験不可能の経験』(河出文庫)、デリダ『エクリチュールと差異』(法政大学出版会)など。論文に、「他者と他者―フロイト・ラカン・レヴィナス」(『ラルシュ』)ほか。