「摂大乗論」を読む アーラヤ識とは何か

  • 吉村 誠(駒澤大学教授)
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 唯識(ゆいしき)とは、「あらゆる事物はただ心のあらわれである」とみて、自己の心のありかたを変革しようとする仏教の思想です。
 唯識思想の大成者、無著(4-5世紀)は『摂大乗論』という大乗仏教の綱要書を著しました。本書は、唯識説に基づいて大乗仏教の全体を一つの組織にまとめあげた名著です。全体は10章からなり、それぞれアーラヤ識、三性、唯識観、六波羅蜜、十地、戒、定、慧、涅槃、仏身を主題としています。
 この講座では、『摂大乗論』(玄奘訳)のアーラヤ識(唯識説で心の深奥にあるとされる認識や存在の根源)に関する議論を、一字一句ていねいに読み解いてゆきます。本文は漢文ですが、毎回、訓読文と和訳を用意します。 (講師・記)

1 アーラヤ識の存在論証①
2 アーラヤ識の存在論証②
3 アーラヤ識の存在論証③
4 アーラヤ識の存在論証④
5 アーラヤ識の諸相

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日程
2019/7/11, 7/25, 8/8, 8/22, 9/26
曜日・時間
木曜 13:15~14:45
回数
5回
受講料(税込)
会員 16,200円 
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

吉村 誠(ヨシムラ マコト)
1969年、東京都生まれ。早稲田大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。現在、駒澤大学教授。著書に『中国唯識思想史研究―玄奘と唯識学派―』(大蔵出版、2013年)、訳書に『続高僧伝Ⅰ』(大蔵出版、2012年)、主な論文に「唯識の思想史的意義」(『新アジア仏教史7 中国Ⅱ 隋唐』、佼成出版社、2010年)、「中国唯識思想史の展開」(『シリーズ大乗仏教7 唯識と瑜伽行』、春秋社、2012年)などがある。