アテナイの疫病
  • 教室開催

  • 桜井 万里子(東京大学名誉教授)
講師詳細

 前5世紀、最盛期のアテナイは古代ギリシアのもう一つの大国スパルタとの戦争に突入する。前431年、いわゆるペロポネソス戦争の始まりである。ところが翌年、アテナイで疫病が蔓延し、4年後に収束するまでに住民の3分の1近くの命が失われた。ところが、対戦相手のスパルタではこの疫病は蔓延しなかったらしい。それはなぜだったのか。歴史家トゥキュディデスによる詳細な記述を手引きにこの問題を考えていくことにする。(講師・記)

◆「シリーズ・疾病と歴史の転換点」◆
人類700万年の歴史の中で、疫病は人々の命や生活を脅かすだけでなく、社会構造や人々の思想、また文明の興亡にまでも多大な影響を与えてきました。疫病はどのように歴史を揺るがせてきたのでしょうか。

■疾病と歴史の転換点―ヒッタイト帝国と疫病 ※オンライン講座
7/1(木) 18:30~20:00
アナトリア考古学研究所所長 大村 幸弘
https://www.asahiculture.jp/course/shinjuku/8a8ee7aa-fc4f-8688-e775-607fe3fe4906

■アテナイの疫病
9/24(金) 13:00~14:30
東京大学名誉教授 桜井 万里子
https://www.asahiculture.jp/course/shinjuku/ec226c05-b813-eeb3-8846-6082b035a667

■ユスティニアヌスの疫病(腺ペスト) ※教室とオンラインで同時開催
7/27(火)15:30~17:00
電気通信大学講師 倉橋 良伸
https://www.asahiculture.jp/course/shinjuku/6409355a-d177-3098-fbbb-607fe409bf13

この講座は終了しました
日程
2021/9/24
曜日・時間
金曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
設備費(税込)
165円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

桜井 万里子(サクライ マリコ)
1943年東京都生まれ。1971年東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了、博士(文学)。東京大学名誉教授。おもな著書に『古代ギリシアの女たち』中公文庫(2010年 初版は中公新書1992年)、『古代ギリシア社会史研究』岩波書店(1996年)、『ソクラテスの隣人たち アテナイにおける市民と非市民』山川出版社(1997年)、『ヘロドトスとトゥキュディデス―歴史学の始まり』(山川出版社(2006年)、『いまに生きる古代ギリシア』日本放送出版協会(2007年)、共著『ギリシアとローマ』中公文庫(2010年 初版は中央公論社1997年)、『西洋世界の歴史』山川出版社(1999年9月)。編著『古代オリンピック』(橋場弦と共編)岩波新書(2004年)、『各国史 ギリシア史』山川出版社 (2005年) 『古代地中海世界のダイナミズム 空間・ネットワーク・文化の交流』(師尾晶子と共編)山川出版社(2010年)、『友愛と秘密のヨーロッパ社会文化史 古代秘儀宗教からフリーメイソン団まで』(深沢克己と共編)東大出版会(2010年)ほか。