ハイライト英米文学講義(Ⅰ)
牢固たる系譜
- 教室・オンライン同時開催
- 高山 宏(翻訳家)
もの書く「学者」暮らしも正味50周年になり、然るべくまとまり付くものは付き、然るべく混乱のままのところは混乱のまま。まとまり付いた部分を片はしから整理して、「異端」ということで一貫してきた奇形の英(米)文学史ハイライト集として何回かご報告する心積り。丁度百年前(1922)、エリオットとジョイスの最高傑作の同時発表を以て「英(米)文学」が概念として、研究対象として一躍世界的に急浮上し、そこからかつての英(米)文学の姿そのものへの関心が一般化した。その1920年代最高の成果がジョン・ダンと形而上派詩人たちの仕事の再評価だったことは間違いないし、講師はさらに「マニエリスム」詩の活動としての評価をずっとそれに加えてきた。詩人としてのシェイクスピアを含めて17世紀前半の知的スリル一杯の詩学と詩作の「形而上派」的面白さを具体的に代表作について見る。同テーマの次回(『失楽園』、ロチェスター、王立協会)に続く。テキスト原詩はプリント配布。
第1回 ウィリアム・シェイクスピア『ソネッツ』から数篇
第2回 ジョン・ダン『唄とソネット』の数篇・『世界の解剖』
第3回 アンドルー・マーヴェル『庭園』・『アップルトン・ハウス』
〈ご案内事項〉
・本講座はオンラインセミナーアプリ「Zoom」ウェビナーを使った、教室でもオンラインでも受講できるハイブリッド講座です(講師は教室)。パソコンやタブレット、スマートフォンで配信を見ることができます。受講者側のお名前や映像、音声は配信されません。
・本講座は受講者全員に後日アーカイブ動画(1週間限定配信)のリンクをお送りいたします。期間内は受講者は何度でもご視聴いただけます。
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注意事項
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- 日程
- 2023/7/15, 8/19, 9/16
- 曜日・時間
- 第3週 土曜 13:00~14:30
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 9,900円 一般 13,200円
- 設備費(税込)
- 495円
- 持ち物など
- <参考書>ご希望の方は各自でお求めください。
R・L・コリー『パラドクシア・エピデミカ』(高山宏訳)
高橋康也『エクスタシーの系譜』
蒲池美鶴『シェイクスピアのアナモルフォーズ』
月刊『ユリイカ』誌(「マニエリスムの現在」号 高山編)
- その他
- ・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
こんな講座も
講師詳細
- 高山 宏(タカヤマ ヒロシ)
- 1947年岩手県生れ。やっと一介の翻訳家。『アレハンドリア アリス狩りⅤ』、『鎮魂譜 アリス狩りⅦ』(青土社2022)等著書多数、『アルチンボルド』(ジャンカルロ・マイオリーノ)、キャロル『鏡の国のアリス』佐々木マキ・絵、高山宏・訳(亜紀書房)、マガイアー『ボーリンゲン』(白水社)、スウィフト「ガリヴァー旅行記」(英国十八世紀文学叢書2・研究社)等訳書多数。当面、澁澤魔学の出発点、J・ブースケ『マニエリスム芸術』邦訳とたかや魔学の着地点、アンドレアス・キルヒャーの『マテーシスとポイエーシス』邦訳に専念。そして悲願のホッケ『迷宮としての世界』英訳、ジョスリン・ゴドウィン英訳『ポリフィロス狂恋夢』(敢えての)重訳(2003年内刊)。生涯現役!