記憶の場「嵐が丘」と「ジェイン・エア」 19世紀社会史から読む

  • 植松 みどり(和洋女子大学名誉教授)
講師詳細

 1847年に出版された『嵐が丘』と『ジェイン・エア』は、ヨークシャーの荒野に住むエミリーとシャ―ロット・ブロンテ姉妹により創り上げられた正反対の文学作品といわれている。だが、当時の中産階級のお嬢さまヒロイン、キャサリンとジェインに焦点をあてると、そこには同時代のごく普通の人々と時代との激しい葛藤が見出されこの二作品に多くの共通点が読み取れる。世界の長として繁栄の大英帝国を築き上げていったヴィクトリア時代初期の市井の人々の姿が描き出されている両作品のイメージも興味深いので、映像の場面からも見ていきたい。 (講師・記)

お申し込み

注意事項

■新型コロナウイルス感染拡大防止のため、6/4は休講いたします。補講は9/29(火)13:00~14:30に3号教室にて行います。(5/13更新)

日程
2020/9/29
曜日・時間
火曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

植松 みどり(ウエマツ ミドリ)
1965年津田塾大学学芸学部英文学科卒業。同大学大学院文学研究科博士課程満期退学。日本ジョージ・エリオット協会会長を経て現顧問。日本ジェイン・オースティン協会理事。専門はイギリス文化・文学。特に近代英国小説を研究。
著書に『ジェイン・オースティンの「お嬢さま」ヒロイン』(朝日出版社)、『「ジェイン・エア」』と「嵐が丘」』(河出書房新社)(共著)『ブロンテ姉妹と15人の男たちの肖像』(ミネルバ書房)(共著)訳書に『エミリ・ブロンテ』(河出書房新社)『ブラック・ヴィーナス』(河出書房新社)。『狼と駈ける女たち』(新潮社)(共訳)、『嵐が丘』(学研)(共訳)など。