カント「純粋理性批判」精読・一文ずつ読むカント

  • 御子柴 善之(早稲田大学教授)
講師詳細

今期は『純粋理性批判』の「純粋理性の二律背反」から第九節を検討します。今回の箇所では、「アンチノミー」(純粋理性の自己矛盾)という問題とその解決を踏まえて、「純粋理性の理念の統制的使用」が論じられます。ここは、「統制的」という哲学用語のひとつの淵源となっている箇所ですから、カント哲学の枠内を超えて、カント以降の哲学を理解するためにも有益な箇所です。
この講座ではカントの『純粋理性批判』を、講師が一文ずつ音読しながら検討します。また、その都度、受講される方々からテキストに即した質問をお受けします。もちろん、時間的制約がありますから、全部を精読するわけにはいきません。しかし、一部分でも腹の底から<分かった>と思えたなら、他の箇所を自分で読み進めることができるようになるでしょう。哲学書を<できるだけゆっくり読む>ことができれば、そこには「哲学することを学ぶ」場が拓かれるはずです。(講師・記)


※日本語訳を精読します。必要な場合、ドイツ語原文を参照しますが、ドイツ語を学習している必要はありません。資料、テキストは講師が準備します。

2016年1月開講。

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

この講座は終了しました

注意事項

日程にご注意ください。

日程
2019/7/5, 7/19, 8/2, 8/30, 9/20
曜日・時間
金曜 10:30~12:00
回数
5回
受講料(税込)
会員 16,200円 
その他
・日本語訳を精読します。必要な場合、ドイツ語原文を参照しますが、ドイツ語を学習している必要はありません。
・日程にご注意ください。
・教室を変更することもございます。ご案内掲示を確認ください。教室により机の並びが異なることもございますのでご了承ください。

講師詳細

御子柴 善之(ミコシバ ヨシユキ)
 1961年長野県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。現在、早稲田大学文学学術院教授。専攻は、ドイツ近現代哲学ならびに倫理学。主な著書に、『カント哲学の核心』(NHK出版)、『自分で考える勇気―カント哲学入門』(岩波書店)、『理性への問い』(晃洋書房、共編著)、主な訳書に、『コリンズ道徳哲学』(カント全集20、岩波書店)、『平和構築の思想 グローバル化の途上で考える』(梓出版社、共同監訳)、『グローバル化時代の人権のために―哲学的考察』(上智大学出版)などがある。