アフターコロナと資本主義の終焉

  • 水野 和夫(法政大学教授)
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「資本は文明の別名」(マルクス)であり、新型コロナは都市文明を直撃した。資本と人が集まる都市、なかでも世界に二つしかないメガロポリスの被害が甚大である。
東京―名古屋―大阪とNY-ボストン-ワシントンである。世界の多くの政府は人命より近代文明=経済成長を優先しようとし第2波を招来させている。日本でも無策を覆い隠すように「自粛から自衛」へと政治家は国民に呼びかけるだけで。中世末期に「警鐘を鳴らす奴はいつも安全なところにいる」(サンチョ・パンサ)のだったが、結局当時の為政者は時代の流れを読みきれず抵抗むなしく中世社会は終わった。21世紀もおなじく、資本主義の終焉を押しとどめることはできないであろう。(講師・記)

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日程
2020/12/19
曜日・時間
土曜 15:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円

講師詳細

水野 和夫(ミズノ カズオ)
1953年愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、同大学大学院経済学研究科修士課程修了。八千代証券(国際証券、三菱証券を経て現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)入社。金融市場調査部長、チーフエコノミスト、執行役員などを経て'10年退社。内閣官房内閣審議官など、日本大学国際関係学部教授を経て、現在、法政大学教授。著書に『100年デフレ』『人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか』(日本経済新聞社、 のち日経ビジネス人文庫)、『終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか』(日本経済新聞出版社)、『資本主義という謎』(共著、NHK出版新書)、『資本主義の終焉と歴史の危機』(集英社新書)など多数。