『古事記』の「古代」、『日本書紀』の「歴史」 その世界観
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  • 神野志 隆光(東京大学名誉教授)
講師詳細

 『古事記』と『日本書紀』とは、神話から天皇につづくかたちで構成され、共通するところもおおく、あわせて「記紀」と呼ばれることもあります。しかし、根本的に異なるものです。それは、わたしの一貫して追究してきたテーマです。『古事記と日本書紀』(1999年)、『複数の「古代」』(2007年)という新書(講談社現代新書)もあらわしましたが、『日本書紀』の注釈に取り組んで、あらためてこのことをまとめなおしたいと思うこととなりました。本質は世界観(古代の人々の世界のとらえかた)にあります。世界をどう語るか―はじめから天の世界・高天原があるものとして語るか(『古事記』)、いかにして天と地となるものとして語るか(『日本書紀』)等―という視点をベースとして、『古事記』と『日本書紀』を読み解いてゆきたいと考えています。(講師・記)

※2022年1月開講

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

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注意事項

*予定しておりました2/1は休講いたします。(1/25記)

日程
2022/1/11, 3/1
曜日・時間
火曜 13:00~14:30
回数
2回
受講料(税込)
会員 6,600円 
設備費(税込)
330円
持ち物など
・指定テキストはございません。当日資料をお配りします。
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

神野志 隆光(コウノシ タカミツ)
1946年生まれ。和歌山県出身。東京大学大学院博士課程中退。文学博士。東京大学大学院総合文化研究科教授教養学部・教授を経て、東京大学名誉教授。専門は日本古代文学。主な著書に、『古事記の達成』(東京大学出版会)、『古事記と日本書紀』『日本とはなにか』『複数の古代』(ともに講談社現代新書)、『変奏される日本書紀』『漢字テキストとしての古事記』『万葉集をどう読むか』(ともに東京大学出版会)、『本居宣長『古事記伝』を読む』(Ⅰ~Ⅳ、講談社選書メチエ)などがある。