スピノザのアクチュアリティ4
- オンライン講座
- 合田 正人(明治大学教授)
ついに『スピノザ全集』(岩波書店)の刊行が始まった。この数年次々とスピノザ関連の著作が出版され、大袈裟ではなく、スピノザ・ブームと言ってもよい現象が生じているが、待望の全集の刊行によって、スピノザはまた新たな読者を獲得して、そのアクチュアリティを更に拡大させることになるだろう。担当者はこれまで三期にわたって、スピノザのいわば周辺・近傍を受講者の方々と共に探索してきた。レヴィナスのスピノザ批判から初めて、アラン、シモーヌ・ヴェイユ、レオン・ブランシュヴィック、ヘルマン・コーエン、ゲーテ、フローベール、デリダとナンシー、アンリ・アトラン、アントニオ・ダマジオ、ハンス・ヨナスへと考察の連鎖は延びていった。今回もまた、ラカン、アルチュセール、シルヴァン・ザック、エチエンヌ・バリバール、ネグリらのスピノザ解釈を取り上げ、欲望、意味、共同体の問題を考えてみたい。(講師・記)
第一回:これまでの講義を振り返って、欲望、意味、共同体のテーマについて
第二回:フロイトとラカン
第三回:スピノザの解釈学をめぐって
第四回:同上
第五回:スピノザの国家論
第六回:同上、暫定的なまとめ
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- 日程
- 2023/4/5, 4/19, 5/17, 5/31, 6/7, 6/21
- 曜日・時間
- 水曜 19:00~20:30
- 回数
- 6回
- 受講料(税込)
- 会員 19,800円 一般 23,100円
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講師詳細
- 合田 正人(ゴウダ マサト)
- 1957年生まれ。一橋大学社会学部卒業。パリ第八大学哲学科に留学。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京都立大学助教授を経て、現職。専攻は、思想史。著書に、『レヴィナスの思想-希望の揺籃』(弘文堂、改訂版はちくま学芸文庫)、『ジャンケレヴィッチ――境界のラプソディー』(みすず書房)、『幸福の文法』(河出ブックス)、『フラグメンテ』(法政大学出版局)など。訳書に、レヴィナス『全体性と無限』(国文社)、『固有名』(みすず書房)、『存在の彼方へ』(講談社学術文庫)、ベルクソン『講義録』(法政大学出版局)、ジャンケレヴィッチ『最初と最後のページ』(みすず書房)、ベルクソン『物質と記憶』『創造的進化』『道徳と宗教の二つの源泉』(筑摩書房)、レイ『レヴィナスと政治哲学』(法政大学出版局)、ジャン=クレ・マルタン『ドゥルーズ-経験不可能の経験』(河出文庫)、デリダ『エクリチュールと差異』(法政大学出版会)など。論文に、「他者と他者―フロイト・ラカン・レヴィナス」(『ラルシュ』)ほか。