自由の伝道師マンデヴィル再考 資本主義論を突き抜ける試み
  • 教室開催

  • 西谷 修(東京外国語大学名誉教授)
講師詳細

18世紀初頭の精神科医マンデヴィルは、ロンドンの繁栄を揶揄した詩『蜂の寓話』の著者として知られる。西洋がキリスト教道徳から脱皮して何でもありの経済的自由の世界に変貌してゆく、その端境に位置する作家だ。最近のダニー=ロベール・デュフールの研究を手掛かりに、この精神科医の思想史的位置を問い、現代世界を牽引する経済的自由の理念の隠れた由来を明かにする。いわゆる資本主義論を突き抜ける経済史の新たな試み。(講師・記)

【カリキュラム】※状況によって変更することもございます。
1)ライプニッツの神義論(予定調和説)
2)心の医師バーナード・デ・マンデヴィル
3)アダム・スミスとマルクス
4)マックス・ウェーバーの『プロ倫』
5)ハイエクと新自由主義

[参考書]
ダニー=ロベール・デュフール『蜂の寓話』新版序文(私訳で紹介する)、J.=P.デュピュイ『ツナミの小形而上学』、マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムと資本主義の精神』、ハイエク『隷従への道』他。

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2022/1/13, 1/27, 2/10, 2/24, 3/10
曜日・時間
木曜 19:00~20:30
回数
5回
受講料(税込)
会員 16,500円 
設備費(税込)
825円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

西谷 修(ニシタニ オサム)
1950年愛知県生まれ、東京大学法学部卒業、都立大大学院仏文修士課程修了、パリ第八大学に留学、明治学院大学文学部教授、東京外国語大学大学院教授を経て現職。著書に『不死のワンダーランド』(青土社)、『夜の鼓動にふれる:戦争論講義』(ちくま学芸文庫)、『〈テロル〉との戦争』(以文社)、『アフター・フクシマ・クロニクル』、『破局のプリズム』(ぷねうま舎)など。エティエンヌ・ド・ラ・ボエシ『自発的隷従論』監修。