「唯識三十頌」に学ぶ心の探究

  • 廣澤 隆之(川崎大師教学研究所所長・大正大学名誉教授)
講師詳細

 仏教は心の探究を最大のテーマとして思想が展開しています。とりわけ唯識思想において心の探究の理論が精緻に体系化されました。その思想は後代にまで多大な影響を与え続けました。その理論体系はガンダーラ地方で4~5世紀頃に活躍した無著・世親によって完成しました。弟の世親は兄無著の教理学を受けいれつつ、さらにアビダルマ仏教の心理論を統合し、唯識思想を完成させました。その代表的な著作が『唯識三十頌』です。この著作は後の仏教思想に多大な影響を与えました。そして数多くの注釈書も著され、それらは仏教基礎学として宗派を超えて学ばれました。
 本講座では『唯識三十頌』を丁寧に読解し、唯識思想のみならず仏教思想の基本概念を明確にする試みをします。(講師記) 

 《テキスト》 プリントを配布します。 
   
1 4/18 概説~世親の思想と『唯識三十頌』
2 5/2 第一頌―我(アートマン)と法(ダルマ)の仮説
3 5/16 第二頌―アーラヤ識の概念
4 5/30 第三頌~第四頌―アーラヤ識の構造と機能
5 6/6 第五頌―末那識の構造と機能
6 6/20 第六頌~第七頌―末那識と表層意識との関係

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この講座は終了しました
日程
2019/4/18, 5/2, 5/16, 5/30, 6/6, 6/20
曜日・時間
木曜 13:30~15:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,440円 

講師詳細

廣澤 隆之(ヒロサワ タカユキ)
川崎大師教学研究所所長・大正大学名誉教授。大正大学大学院文学研究科博士課程修了。専門はインド大乗仏教の宗教哲学的研究。著書に、『曼荼羅図典』(共著)大法輪閣、『瑜伽師地論総索引』(共著)山喜房仏書林、『図解雑学 仏教』ナツメ社、『唯識三十頌を読む』大正大学出版、ほか。