鳥と音楽の文化誌 さえずる鳥と音楽の関係を辿る

  • モーツァルト『魔笛』の登場人物パパゲーノのイラスト
  • ヨーロッパコマドリ
  • ゴシキヒワ
  • 細川 博昭(サイエンスライター)
講師詳細

人間が奏でる音楽と鳥のさえずりには、少なからぬ接点がありました。特に西洋音楽と鳥との結びつきは深く、鳥がタイトルの作品や鳥が主要テーマになった作品のほか、鳥のさえずりが採譜され、演奏されている曲さえあります。近現代では、オリヴィエ・メシアンの『鳥のカタログ』がそうした音楽の集大成といわれています。
 人間の耳と鳥の耳に聞こえる音の範囲は、ほぼ重なっています。そのため鳥のさえずりの大部分は、人間が聞くことができる音で構成されています。また、鳥のさえずりに近い音が出せる楽器もあります。つまりそれは、鳥のさえずりも譜面への追記が可能であり、その声を楽器で再現することが可能ということです。音楽の表現の幅を拡げるために、作品に鳥の声を織り込んだ作曲家は幾人もいました。
 本講座では、人々と鳥との「音楽」を通した結びつきや、鳥のさえずりやふるまいが影響を与えた中世以降の音楽作品をピックアップして紹介しながら、「音楽」を通して見えてくる、人間と鳥たちの関わりを解説してみます。実はあのモーツァルトも、鳥と暮らし、鳥からさまざまなインスピレーションを受けていた事実がありました。
(講師・記)

お申し込み
日程
2020/2/15
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,960円

講師詳細

細川 博昭(ホソカワ ヒロアキ)
作家。サイエンスライター。鳥を中心に、歴史と科学の両面から人間と動物の関係をルポルタージュする。おもな著作に、『人と鳥、交わりの文化誌』『鳥を識る』(春秋社)、『鳥が好きすぎて、すみません』『うちの鳥の老いじたく』(誠文堂新光社)、『マンガでわかるインコの気持ち』(SBクリエイティブ)、『身近な鳥のすごい辞典』『インコのひみつ』(イースト新書Q)、『大江戸飼い鳥草紙』(吉川弘文館)などがある。日本鳥学会、ヒトと動物の関係学会ほか所属。
twitter: @aru1997maki