ユース学生会員 名著を読む アダム・スミス「道徳感情論」

  • 坂本 達哉(早稲田大学教授)
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 新シリーズ「名著を読む」の二回目は、前回に引き続き、アダム・スミス(1723-1790)を取り上げます。今回は、スミスの名声を最初に確立した『道徳感情論』です。いまでは「経済学の父」として『国富論』の著者として何より知られるスミスですが、当時においては、深遠な人間本性の観察者、『道徳感情論』の著者として知られていました。
人間感情の微妙で複雑な作用を利己心と共感・同感の対照的な二原理を駆使して分析していくスミスの筆致はまことに鮮やかです。カントの理性主義やミルの功利主義が登場してもなお、その鋭さと輝きを失わないスミスの人間論・道徳論をつうじて、文明社会を支える人間の条件を探っていきます。(講師記)

参考書:スミス『道徳感情論』の基本的内容については『社会思想の歴史』(名古屋大学出版会、2014年)が有益ですが、講義資料を配付しますので、とくにご用意頂く必要はありません。




2コマ連続の講座です。途中で休憩があります。

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日程
2019/12/22
曜日・時間
日曜 13:00~16:15
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 
持ち物など
・講義の都合上、福澤諭吉(斎藤孝訳)『現代語訳 学問のすすめ』(ちくま新書、2009年)をできるだけご持参下さい。
その他
途中で休憩があります。

講師詳細

坂本 達哉(サカモト タツヤ)
1979年、慶應義塾大学経済学部卒業。慶應義塾大学経済学部教授をへて、現在、早稻田大学政治経済学術院教授、慶應義塾大学名誉教授。専攻は社会思想史。グラスゴウ大学、ボストン大学、ケンブリッジ大学で在外研究。主要日本語著作に『ヒュームの文明社会』(創文社、1995年)、『ヒューム 希望の懐疑主義』(慶応義塾大学出版会,2011年)、『社会思想の歴史』(名古屋大学出版会,2014年)がある。