世界史の中の権力現象
  • 教室・オンライン同時開催

  • 鈴木 董(東京大学名誉教授)
講師詳細

 今日、「民主主義の危機」が叫ばれている。これは、本質的には「権力」へのはどめが崩れかけていることを意味する。しかし、「権力」そのものについては、余り論ぜられていないように思われる。本講では、「権力」とは何か、人々はなぜ「権力」に従うのか、一たび、人々が納得して従うようになる「権力」はいかにして成立し、いかにして永続のためのしくみを創り出していくのかを、時空をこえて、淵源まで遡りつつ考えてみたい。そして、「権力」は、時と所によって様々の形をとる。その諸相を、図像資料も活用して、お目にかけることも試みたい。

<各回のテーマ>
第1回 「政治」・「権力」・「支配」
「一天に二日なく、一国に二王なし」

第2回 「権威」・「正統性」・「支配」
ヒトはなぜ「権力」に納得して従うのか

第3回 「支配」と「支配組織」
「組織された少数者が、組織されざる多数者を支配する」

第4回 支配エリートと大衆

第5回 「権威」のシンボルの様々と「支配イデオロギー」

第6回 「支配イデオロギー」の「司祭」たちと信奉者たち

第7回 アメとムチ―配分と秩序と

第8回 権力と財―「兵なくして王権なく、財なくして兵なし」

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注意事項

・本講座は教室でも、オンラインセミナーアプリZoomウェビナーを使ったオンラインでも、受講できるハイブリッド講座です(講師は教室)。
パソコンやタブレット、スマートフォンでも配信を見ることができます。
・本講座は受講者全員に後日アーカイブ動画(1週間限定配信)のリンクをお送りいたします。

日程
2022/4/4, 4/18, 5/16, 5/30, 6/6, 6/20, 7/4, 8/1
曜日・時間
第1・3・5 月曜 10:30~12:30
回数
8回
受講料(税込)
会員 26,400円 
設備費(税込)
1,320円
持ち物など
資料を当日配布いたします。
<参考書>必須ではございません。
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

鈴木 董(スズキ タダシ)
1947年生まれ。東京大学法学部卒業。82年同大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。法学博士。専攻はオスマン帝国史、比較史・比較文化にも深い関心をもつ。東京大学東洋文化研究所助教授を経て、91年から同教授、2012年から東京大学名誉教授。著書:『オスマン帝国―イスラム世界の柔らかい専制』(講談社現代新書)、『文字世界で読む文明論 比較人類史七つの視点』 (講談社現代新書)、『オスマン帝国の解体―文化世界と国民国家』(講談社学術文庫)、『図説イスタンブル歴史散歩』(河出書房新社)、『食はイスタンブルにあり―君府名物考』(講談社学術文庫)、『世界の食文化―トルコ』(農文協)、『ナショナリズムとイスラム的共存』(千倉書房)、『オスマン帝国の権力とエリート』『オスマン帝国とイスラム世界』(東京大学出版会)、『文字と組織の世界史』、編著の『帝国の崩壊』上下(山川出版社)、『大人のための「世界史」ゼミ』(山川出版社)、編著『トルコ読本』(河出書房新社)など多数。最新刊に『歴史とは何か―新しい「世界史」を求めて』(岡本隆司教授との共著、山川出版社)。