世紀末画家としてのファン・ゴッホ

  • 喜多崎 親(成城大学教授)
講師詳細

 貧しい農民や労働者に寄り添い、売れないながらも勤勉に絵画に取り組んだゴッホは、頽廃のイメージが強い世紀末美術とは無関係に見えます。しかし1890年に没したゴッホの制作態度には、明るい外光や街の流行を描こうとした印象派とは根本的に異なる、世紀末の象徴主義に近い情念や意味へのこだわりがありました。本講座では、《ひまわり》の連作や、《星月夜》《カラスの飛ぶ麦畑》などの代表作の意味を明らかにしながら、ゴッホの世紀末画家としての側面に着目します。 (講師・記)

〈スケジュール〉
1 アルルのひまわり
2 星の夜
3 自然と労働

図:《カラスの飛ぶ麦畑》1890年、油彩・カンヴァス・アムステルダム、ファン・ゴッホ美術館

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お申し込み
日程
2019/7/23, 8/27, 9/24
曜日・時間
第4 火曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,720円 
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

喜多崎 親(キタザキ チカシ)
成城大学教授。早稲田大学大学院博士課程中退。博士(文学)。国立西洋美術館主任研究官、一橋大学大学院教授などを経て現職。専門は19世紀フランス美術史。著書に『聖性の転位 一九世紀フランスに於ける宗教画の変貌』(三元社)、『岩波 西洋美術用語辞典』(益田朋幸と共編著、岩波書店)。