星の誕生と銀河系の進化 銀河系と太陽系の起源

  • 犬塚 修一郎(名古屋大学教授)
講師詳細

 銀河系の元となる構造が生まれた後も星形成活動が断続的に継続し、星の中での核融合により重元素が合成され星間空間に放出され続けます。重元素は固体微粒子(星間ダスト)の主な成分となり、それは固体惑星の材料物質となります。したがって、固体惑星のうち、生命を宿すことができる「ハビタブル惑星」を形成する条件も宇宙年齢に匹敵する長い時間をかけて少しずつ整うことになります。この星形成と固体微粒子の増加は銀河中心付近ほど活発であり、時間と共に銀河系の外側領域に拡大してきました。つまり、このような銀河の進化により、ハビタブル惑星が生まれる環境が銀河系の内側から外側へ「開拓」されたことになります。約46億年前に生まれた太陽系の起源を探るための最新の研究について紹介します。(講師記)

お申し込み
日程
2019/4/13
曜日・時間
土曜 10:30~12:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,240円 一般 3,888円

講師詳細

犬塚 修一郎(イヌツカ シュウイチロウ)
名古屋大学大学院教授。東京大学大学院博士課程修了。国立天文台助手、京都大学大学院准教授を経て現職。主な研究分野は星間媒質の物理や星・惑星形成論。理論と数値シミュレーションで星と惑星の形成過程を明らかにし、宇宙の進化を理解することを目指す。著書に『星間物質と星形成』(共著・日本評論社)、『天文学辞典』(共著・日本評論社)などがある。