「となりのトトロ」の自然観
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  • 叶 精二(映像研究家)
講師詳細

 宮崎駿監督による屈指の傑作『となりのトトロ』。昭和30年代の日本の里山を舞台にした本作は、当時を知らない人々にもどこか懐かしく、既視感のある風景となっている。宮崎監督の「日本への借りを返したい」という動機、傾倒していた「照葉樹林文化論」や縄文農耕起源説、実在の地とフィクションの融合などから、その理由を探る。また、アニメーションとしての革新性をスタッフワークから検証する。子供の仕草や走りを丁寧に描いた作画スタッフの努力。雑草一本を疎かにせず、朝から夕暮れまでの時間経過を描き切った美術。優しい茶色の輪郭線を採用した色彩設計など。(講師・記)

構成
第1回 トトロはどこから来たのか?
第2回 松郷の自然はなぜ懐かしいのか?

この講座は終了しました
日程
2022/8/27, 9/24
曜日・時間
第4週 土曜 18:30~20:00
回数
2回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 8,800円
設備費(税込)
330円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

叶 精二(カノウ セイジ)
映像研究家。亜細亜大学・女子美術大学・大正大学・東京工学院講師。高畑勲・宮崎駿作品研究所代表。「高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの─」アドバイザー・図録執筆を担当。朝日新聞社「論座」連載・新聞・雑誌寄稿など多数。著書に「日本のアニメーションを築いた人々」「宮崎駿全書」「『アナと雪の女王』の光と影」、高畑勲・大塚康生との共著に「王と鳥 スタジオジブリの原点」など。