マルクスとプルードンから考える未来 朝カルオンライン

  • 的場 昭弘(神奈川大学教授)
  • 白井 聡(京都精華大学専任講師)
講師詳細

 今年のコロナ騒ぎでは、危機管理の在り方が大きな議論を呼びました。徹底した国家統制によって危機を克服すべきか、人々の自由意志をつうじて危機を克服すべきか、この二つの議論の対立です。この議論は、奇しくもマルクスとプルードンの未来社会へ至る議論の対立と似ています。中央集権による統制社会によるか、自由なコミューンによる自由な社会によるか。19世紀の二人の議論は、1830年代ヨーロッパを襲ったコレラ以後のヨーロッパ社会の変容とも関係していました。もっとも二人の議論も、実現された未来社会に関して同じで、自由なアソシエーションによる自由な社会です。そこに至る過程が大きく分かれたのです。この問題について議論してみたいと思います。(的場講師・記)

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日程
2020/11/13
曜日・時間
金曜 19:00~20:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,740円 一般 4,290円

講師詳細

的場 昭弘(マトバ アキヒロ)
1952年宮崎市生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程修了、経済学博士。現在、神奈川大学経済学部教授。著作に『ネオ共産主義論』『マルクスだったらこう考える』(ともに光文社新書)、『マルクスを再読する』(五月書房)、『未完のマルクス』(平凡社)『超訳「資本論」』全3巻(祥伝新書)『新訳「共産党宣言」』(作品社)『一週間de資本論』(NHK出版)『国家の危機』(共著、ベストセラーズ)など著訳書多数。
白井 聡(シライ サトシ)
1977年東京都生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。文化学園大学助教などを経て、現在、京都精華大学専任講師。専攻は社会思想・政治学。著書に『未完のレーニン―「力」の思想を読む』(講談社選書メチエ)、『「物質」の蜂起をめざして―レーニン、<力>の思想』(作品社)、『永続敗戦論―戦後日本の核心』(太田出版、第4回いける本大賞・第35回石橋湛山賞・第12回角川財団学芸賞を受賞)、『日本劣化論』(笠井潔との共著、ちくま新書)、『日本戦後史論』(内田樹との共著、徳間書店)、『「戦後」の墓碑名』(金曜日)、『戦後政治を終わらせる』(NHK出版新書)、近刊に『国体論 菊と星条旗』 (集英社新書)など多数。