第7世代監督の中国映画 「象は静かに座っている」を中心に

  • (c)Ms. CHU Yanhua and Mr. HU Yongzhen
  • 藤井 省三(東京大学名誉教授)
講師詳細

 胡波(フー・ポー、こは、1988-2017)監督はジャ・ジャンクー(賈樟柯)の第六世代に続く“中国映画第7世代”の旗手となるべき人でしたが、第一作『象は静かに座っている』を撮り終えるとこの世を去ってしまいました。彼は北京電影学院在学中から小説を発表しており、『象は・・・・』は自作で同名の短篇小説を自ら改編したものでした。
 本講座では、胡波を映画監督・小説家の両面から批評し追悼して、“第7世代”の可能性を考えたいと思います。なお小説「象は・・・・」の藤井訳は文芸誌『新潮』2019年12月号に掲載されました。   (講師・記)

〈参考図書〉『新潮』2019年12月号 ※講座当日販売予定です。

★映画『象は静かに座っている』
世界が熱狂する魂の234分!ベルリン映画祭最優秀新人監督賞受賞、他多数!29歳の若さでこの世を去った新人監督フー・ボーによる渾身のデビュー作にして遺作『象は静かに座っている』。2019年11月2日㈯より、シアター・イメージフォーラム他にて順次公開。
http://www.bitters.co.jp/elephant/

この講座は終了しました
日程
2020/1/11
曜日・時間
土曜 18:00~19:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,960円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

藤井 省三(フジイ ショウゾウ)
1952年、東京都生まれ。桜美林大学文学部助教授を経て88年東京大学文学部助教授、94年同教授。2018年3月退休、6月東大名誉教授。現在は名古屋外国語大学教授。専攻は現代中国語圏の文学と映画。主な著書に、『魯迅と日本文学――漱石・鷗外から清張・春樹まで』、『中国語圏文学史』(東京大学出版会)、『村上春樹のなかの中国』(朝日新聞社)、『台湾文学この百年』『魯迅と紹興酒』(東方書店)、『中国映画 百年を描く、百年を読む』(岩波書店)ほか多数。
主な訳書に、李昂『夫殺し』(宝島社)、『自伝の小説』(国書刊行会)、『迷いの園』(監修、国書刊行会)、魯迅『故郷/阿Q正伝』(光文社)、莫言『酒国』(岩波書店)、『透明な人参』(朝日出版社)ほか多数。