スキタイと匈奴 遊牧国家とは何か

  • ロシア、ブリャーチア、イヴォルガ集落址(匈奴時代)。集落を取り囲む四重の土塁と壕の断面(1997年、林撮影)
  • 林 俊雄(創価大学名誉教授・東洋文庫研究員)
講師詳細

 自らの言葉で自らの歴史を語ることのなかったスキタイと匈奴などの遊牧国家では、その社会構造・国家権力の在り方を知るための手掛かりは、ギリシアや中国のような外部からの観察と、発掘された考古学資料に頼るしかない。今シリーズでは、ヘロドトスの『歴史』と司馬遷の『史記』からスキタイと匈奴の社会構造を探り、大型古墳の変遷から権力の内的進化を跡付ける。

《カリキュラム》
第1回  起源神話から見たスキタイの社会構造
     ―地元の女神と外来の英雄、三種の神器、末子相続、武器と農具
第2回 匈奴の軍事体制と社会構造
     ―十進法によるピラミッド型の軍事体制と社会階層の結びつき
第3回 スキタイの大型古墳と匈奴の大型古墳の比較
     ―見晴らしの良い草原から森林の中へ、高さ20メートルから深さ20メートルへ

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注意事項

新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、3/9は休講、3/30に補講を行ないます。 

日程
2020/1/13, 2/10, 3/30
曜日・時間
第2週 月曜 10:30~12:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 11,880円
持ち物など
(テキスト)当日、プリントを配布します。
その他
教室変更:3月30日は2号に教室変更します。
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

林 俊雄(ハヤシ トシオ)
 1949年、東京都中野区生まれ。1972年、東京教育大学文学部、卒業。1979年、東京大学大学院博士課程、単位取得退学。古代オリエント博物館研究員、創価大学文学部教授を経て、2019年、定年退職し、名誉教授。専門は中央ユーラシアの考古学・歴史学。著書に『ユーラシアの石人』(雄山閣、2005)、『グリフィンの飛翔』(雄山閣、2006)、『スキタイと匈奴』(講談社、2017)、『遊牧国家の誕生』(山川出版社、2009)。趣味はクラシック音楽の鑑賞と演奏(ビオラ)。